「マステ」や100均グッズをフル活用 手帳の裏技15
こんな「手帳」が欲しかった
便利な手帳は増えたが、使い方次第で利便性はさらに高まる。ここでは、ちょっとした工夫で驚くほど便利になったり、手帳の弱点を解決できたりする15の裏ワザを紹介していく。
いろいろな場面で活用できるのがマスキングテープ(マステ)。短く切り、二つ折りにすればインデックスシールになり、出張など長期の予定もマステで目立たせられる。簡単に貼り直せるので予定変更も手軽だ。
裏ワザ1:グーグルカレンダーを印刷して貼る
デジタルとアナログの予定を融合できるのが、グーグルカレンダーを印刷したものを手帳に貼る裏ワザだ。わざわざスマートフォン(スマホ)を起動しなくても、手帳を開くだけでデジタルとアナログ両方の予定をチェックできる。はがせるのりを使い、頻繁に印刷して常に"最新版"のグーグルカレンダーを貼っておくのもいいだろう。
スケジュールを入力した月間のグーグルカレンダーを印刷し、はがせるテープのりなどで手帳に貼る。貼り方を工夫すれば、グーグルの月間と、手帳の週間を同時に見ることができる。
裏ワザ2:無料リフィルを貼って機能を拡張
インターネット上には、無料でダウンロードできるリフィルが数多く出ている。カレンダーやマンスリースケジュール、To Doリストなど、種類もさまざまだ。利用したいものを印刷して、はがせるテープのりなどで手帳やノートに貼れば、使い勝手が良くなる。
プラスの「カ.クリエ」などのノートに貼り付ければ、簡易のスケジュール帳兼ノートになる。クリアファイルなどに入れて持ち歩いてもいい
裏ワザ3:クリアファイルで収納力を向上
不要なクリアファイルの上下を手帳に合わせて切り、手帳の内側のカバーに差し込めば、収納力をアップできる。例えば、付箋やマステ、シールなどを貼っておけば、いつでもそれらを使える。書き込むページの下に置いて、下敷きのように使ってもいい。
裏ワザ4:透明付箋を使って予定を書き分け
100円ショップなどで買えるはがせるタイプのフィルム付箋をスケジュール欄に貼る。フィルムにはプライベートの予定を、手帳には仕事の予定を書き込めば、公私のダブルブッキングが防げる。また、打ち合わせ時など、プライベートの予定を見られたくないときは、はがせばいい。
裏ワザ5:ガントチャートで日課をチェック
ガントチャートは日々の習慣のチェックに利用しても便利。縦軸に日課を書き込み、横軸の日付欄に○と×を付けていく。日課ではなく、仕事のタスクのチェックにも利用できる。意外と使わない年間スケジュールのページは、体重や歩数など日々のライフログを入れれば、健康管理に役立つだろう。
裏ワザ6:中長期の予定はマステに書き込む
中長期の予定はマスキングテープ(マステ)に書き、該当する日程の横幅に合わせて切り取って、貼り付ける。日程の長さが容易に把握できるのがメリット。予定が変わっても簡単に貼り直せるのは便利だ。出張など目的別に色を変えればよりわかりやすい。
裏ワザ7:2つのペンホルダーでロック
ペンホルダーで手帳を「ロック」できる。まずは表紙側と裏表紙側の両方に位置をずらしてシールタイプのペンホルダーを貼る。その両方を通るようにペンを差し込めば、手帳が開かなくなる仕組み。もともとペンホルダーが付いている手帳の場合は、シールタイプのペンホルダーは1つで済む。
裏ワザ8:ノートカバーでメモ欄不足を解消
コクヨの「システミック」は2冊収容できるノートカバー。これに「キャンパスダイアリー」などのノートタイプの手帳とノートを差し込めば、メモ欄が増える。好みに応じてノートを変えられるのも利点。
裏ワザ9:終了予定をグレーで"消す"
終了したタスクはどんどん消していきたい。だが、二重線などで消すと、後で読み取れないこともある。それを解決できるのが、グレーのマーカーだ。終了項目をマーカーで消しても、これなら字は読める。名簿で欠席者をグレーで引くといった用途にも使える。
裏ワザ10:1ページ目をインデックスに使う
ノートの検索性を高める裏ワザ。ノートの1ページ目をインデックスにし、上からカテゴリーを書き込む。次にそのカテゴリーに関するページの、同じ位置の端をマーカーなどで塗るだけだ。探したい情報がどこに書いてあるか、辞書のようにすぐに見つけられるようになる。
裏ワザ11:不織布のCDケースを合体
手帳の弱点として挙げられる収納力不足も、安価に解決可能だ。手帳の裏表紙を開いた面に不織布のCDケースをはがせるテープのりで貼り付けるだけで、取り外し自由の簡易ポケットが出来上がり。普段は手帳の小物入れとして使い、必要に応じて人に渡すものを入れる袋として役立てられる。不織布なので中のものが傷つきにくい。不織布のCDケースは100円ショップなどで手に入る。
裏ワザ12:マステをインデックスに使う
手帳にインデックスがなくても、自作でカバーできる。マスキングテープを短く切り、それを二つ折りにして、ぺージの端を挟むようにして貼れば簡単なインデックスが完成。用途に応じて色分けも可能で、後ではがすこともできる。マステはあらかじめ同じ長さに切っておくと、いつでもインデックスが作れる。マステには「月」や「メモ」「連絡先」などと名目を書くと、よりわかりやすい。
裏ワザ13:マンスリー欄をコピー
月全体の予定が流動的な場合、手帳に書き込んだ後に修正が発生することがある。そんなときに備えてスケジュール欄をコピーし、手帳の大きさに切り取り、その月のぺージの上から貼るといい。仮の予定をコピーに書き込んでいき、確定したものから手帳に転記。
裏ワザ14:未確定の予定は付箋に書く
未確定の予定は付箋に書き、その日付の欄に貼り付けると実用的だ。予定が決定したら付箋を外し、手帳に書き込む。予定が変わったら付箋を移動するだけ。付箋の色で重要度やプロジェクトを分けてもいい。
裏ワザ15:同サイズのノートを手帳に差し込んで使う
手帳の不満の一つが、メモのぺージが少ないことだ。手帳と同じサイズのノートを用意して、手帳カバーの内側に差し込めば問題は解決。手帳とノートが一体化し、メモ欄に不自由することもない。ノートを書き尽くしたら、新たに同じノートを差し替えればいい。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2015年12月号の記事を再構成]
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