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出資通じ事業まで、常に新たな発見 原真帆子さん 東京センチュリーリース執行役員(キャリアの扉)

2016/3/27

「リース業界は面白いぞ。うちで働いてみないか」。原真帆子さんは国内リース大手の東京センチュリーリースの常務執行役員に4月に就任する。銀行畑を歩み、リース業界に飛び込んだのは、かつての上司の一言がきっかけだった。

はら・まほこ 第一勧業銀行、シティバンク、新生銀行を経て2011年に入社。13年から現職。51歳。

男女雇用機会均等法施行翌年の1987年に第一勧業銀行に入行した。ストラクチャードファイナンス(様々な手法を組み合わせた資金供給)や証券化など、複雑な金融手法を駆使する部署で経験を積んだ。

その後に転職した外資系金融機関などでも一貫して、事業会社や金融法人向けの資金調達、運用に携わる。だが次第に原さんの中で「今までの経験を生かして自分自身がお金を投資して事業を運営する側に回ってみたい」という思いが強くなっていった。

そんな思いを知ってか知らずか、リース事業の奥深さを熱心に語りかけたのは第一勧銀の頃の上司。現在は東京センチュリーリースの社長を務める浅田俊一さんだった。

「ウチは物をリースするだけでなく、出資などを通じて実際の事業に深く関われるんだ」。転職後も定期的に開かれていた飲み会などで浅田さんはとうとうと語った。「これは面白そうだ」とチャレンジしようという気持ちがムクムクわいた。

インドのタタ・グループとの業務提携による現地でのリース事業進出や、米国大手航空機リース会社CITとの合弁会社設立など入社後に手掛けたプロジェクトは多岐にわたる。「業務の幅が広く常に新しい発見がある。あっと言う間の5年だった」と笑う。

4月に就任する常務執行役員は同社の女性では初めて。ただチームのメンバーは皆、肩書ではなく「原さん」と呼ぶ。これから管理職になる後輩の女性には「『俺に付いてこい』という縦型のマネジメントは必ずしも必要ない。みんなの意見をうまく集約してコンセンサスを作っていく横型を意識するといい」とアドバイスする。

世界で活躍する友人達との「女子会」がなによりの息抜き。大和証券グループ本社取締役の田代桂子さんは古くからの友人の一人。「視野の広い彼女たちといると、いつも刺激を受ける」と話す。

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