新浪氏が米企業相手でもひるまない理由新浪剛史サントリーHD社長に聞く(上)

結局、1年目は、必死で頑張ったかいがあり、上位10%に入るほど良い成績を残すことができました。

余裕の出た2年目は、課外活動にも積極的に参加。リーダーシップ力が鍛えられた。

ビジネススクール内のアジアン・ビジネス・クラブという会の会長に立候補し、当選しました。学生の自主活動組織の一つですが、当時はバブルの絶頂期だった日本への関心が非常に高く、約350人の会員を抱える大所帯。会長として、著名なゲストスピーカーを呼んだり、日本への研修旅行を企画したりしました。

日本への旅行では、添乗員の役目を引き受け、約100人を引き連れてトヨタの工場や通産省(現経済産業省)などを見学。カラオケにも行きました。多人数ですし、自己主張が強い人たちばかりなので、まとめるのが大変。食事一つとっても、旅行の最後の方になると、みんなマクドナルドを食べたいとか勝手に言い出し、収拾がつきません。ただ、とても貴重な経験でもありました。授業よりもずっと面白く感じたくらいです。

特によかったのは、リーダーシップを学べたことだと思います。トップが自己犠牲の精神でメンバーのために一生懸命尽くすと、みんなトップを信頼し言うことも聞くようになる。リーダーシップとはこういうことかと実感しました。

インタビュー/構成 猪瀬 聖(ライター)

>>新浪氏に聞く(下) 「情熱よりハーバード流で現場分析」

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