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大風量でスッキリ除去 「花粉に勝つ」空気清浄機選び

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット
花粉症の症状を最小限に抑えるためには、家の中の花粉やホコリを減らすことが大切である。その手助けとなるのが空気清浄機だが、種類が多く選ぶのも一苦労だ。本記事では、用途や目的に応じたお薦めのモデルを紹介する。

空気清浄機はエアコンと同様に、部屋の大きさによって求められる風量が異なる。ただし、選ぶなら、6畳程度の部屋なら10畳用、10畳程度の部屋なら14畳用といったように、部屋の広さよりも大きめのモデルがお薦めだ。

空気清浄機で空気中のホコリや有害物質を取り除くには、部屋の空気をできるだけ素早く大風量で循環させるのが肝心だ。10畳程度の部屋で適用畳数36畳、40畳といった大風量モデルを利用しても何ら問題はない。ここではリビングで使え、ある程度以上の風量を実現したモデルを中心に紹介していく。それぞれ適用畳数が異なる兄弟モデルをラインアップしていることも多いので、参考にしてほしい。

今回は「デザイン性」もかなり重視して選んでいる。空気清浄機はその効果が目に見えにくいため、ともすると「邪魔者」に感じてしまう。さらに高性能モデルほど大型化が避けられないので、その存在感はかなりのもの。ずんぐりむっくりした野暮ったいものより、できるだけインテリアに合うスマートなデザインのモデルを選びたいものだ。

「できれば置きたくない」ようなデザインではなく、「積極的に置きたい」「置いてもいいかな?」と思わせるモデルを中心に紹介していこう。

花粉を徹底除去、大風量を追求するならコレ

花粉症などで悩んでいる人にとって空気清浄機は命綱だ。10~14畳程度のリビングルームだとしても、できるだけ大風量のモデルを使いたいという人も多いのではないだろうか。値段は張るが、まずは風量自慢のモデルを紹介しよう。

(1)カドー「AP-C710S」

国内家電ベンチャー・カドーの「AP-C710S」は、1分間に最大風量15立方メートルもの大風量を実現するモデルだ。適用畳数は65畳までと圧倒的。

AP-C710Sは、光触媒技術を用いた「フォトクレアシステム」を搭載する。フィルターに吸着した汚れや菌を分解するだけでなく、フィルターの吸着力が自己再生する「セルフクリーニング」効果もあるという。これによって、フィルターの交換頻度は1年に1回程度で済むとのことだ。

室内に浮遊するPM2.5をセンサーで計測して数値で知らせる「PM2.5インジケーター」も搭載している。

(2)シャープ「FP-140EX」

「FP-140EX」は、最大風量運転時で55dB(国内の家庭用空気清浄機の規格内)の運転音を実現しながら、米国家電製品協会(AHAM)の集じん性能基準「CADR(Clean Air Delivery Rate:クリーンエア供給率)」ですべての項目(タバコ煙除去、ホコリ除去、花粉除去)において最高値を獲得したとうたっている、シャープのフラッグシップモデル。

有害物質やニオイを吸着する「集じん・脱臭一体型フィルター」の手前に「抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター」を搭載する。プレフィルターを自動的に掃除する機構を内蔵しているので、半年に1回程度「抗菌ダストボックス」内のゴミを捨てるだけで、それ以外の手入れが不要な点がうれしい。

集じん・脱臭一体型フィルターの交換の目安は約2年だ(交換フィルターの実勢価格は1万9400円/税込み)。プラズマクラスターイオンによる除菌・消臭機能も搭載している。

(3)ブルーエア「ブルーエア 650E」

ブルーエアの「ブルーエア 650E」は、目の細かさの異なる3層フィルターで構成された独自開発の「3ステップHEPASilentフィルター」と粒子イオン化技術を組み合わせた特許技術「HEPASilentテクノロジー」を搭載。最大風量13.8立方メートル/分の大風量ファンによってウイルスや細菌、カビ菌、アレルギーの原因物質など、0.1μm以上の粒子を99.97%除去できるという。

同製品は、米国の集じん性能基準「CADR」のすべての項目において最高値を実現している。フィルター交換の目安は半年に1回(交換フィルターの実勢価格は9980円/税込み)。

「プラスαの機能」を搭載する一芸モデル

空気清浄機は効果が目に見えにくいため、ともすると「ただうるさくて邪魔なだけの家電」と思ってしまう。「小さな子どもがいるので空気をきれいに保ちたいけど、プラスαの"何か"も欲しい」という人も多いのではないだろうか。そう考える人にお薦めなのが、空気清浄だけではなく、ほかの機能も搭載されたモデルだ。

(1)ダイキン工業「MCK55S」

ダイキン工業の「MCK55S」は、これまでの国内大手家電メーカーにはなかった「スリムタワー型」のフォルムを実現したのが大きな特徴だ。幅、奥行きともに27cmという大きさ。カラーもホワイト、ブライトオレンジ、ミッドナイトブルー、ディープブラウンの4色をラインアップしており、デザインの良さも大きな売りになっている。

プラスαとなるのは「加湿機能」だ。気化式の加湿機能を搭載しており、500ml/hと十分な加湿量を実現している。タンクは2.7Lと決して大きくはないが、本体上部側面に配置しているため出し入れがしやすいのがうれしい。

また、空気中に放出する「アクティブプラズマイオン」と、プラズマ放電の一種である「ストリーマ放電」によって有害物質を分解する「ダブル方式」を採用。加湿トレイの水も除菌してくれるので、安心して使えるのが魅力だ。

集じんフィルター(実勢価格5590円/税込み)の交換は約10年間不要とのことだが、そのためにはプレフィルターの定期的な掃除などが必要になる。

(2)日立アプライアンス「クリエア EP-LVG110」

日立アプライアンスの「クリエア EP-LVG110」は、エアコンではおなじみの「自動おそうじ」機能を搭載している点が大きな強み。HEPAフィルター前段のプレフィルターがキャッチしたものを自動おそうじユニットがかき取ってダストボックスに収納してくれるので、手入れの手間をかけずにフィルターが長持ちする。

自動おそうじユニットは約48時間の積算運転時間ごとに1回掃除してくれる。ダストボックスのゴミ捨て目安は1年に1回程度で十分とのことだ。集じんフィルター(実勢価格5410円)は約10年間交換不要としている。

(3)ダイソン「Dyson Pure Cool」

ダイソン「Dyson Pure Cool」のプラスαはズバリ「扇風機」だ。というより、ダイソンの"羽根のない扇風機"「Air Multiplier(エア・マルチプライヤー)」に空気清浄機能が付いたと理解した方が正しいかもしれない。

1.1平方メートルのマイクログラスファイバーをプリーツ状に254回折った高密度フィルター「360°グラスHEPAフィルター」を採用。気流のスピードを制御することで、PM0.1(粒径0.1μmの微小粒子状物質)レベルの物質まで99.95%除去できるとしている。

8畳を清浄するのに要する時間の目安は25分で、適用床面積の目安は30分で10畳、60分では約26畳の部屋を清浄できるという。1日12時間の使用で、フィルター交換の目安は1年間。交換フィルターの実勢価格は6400円(税込み)だ。フィルターは本体カバーと一体になっており、左右のボタンを押すだけのワンタッチで脱着できる。

(4)ダイソン「Dyson Pure Hot+Cool」

ダイソンの「Dyson Pure Hot+Cool」は、上記のDyson Pure Coolにヒーター機能が付いたタイプ。夏は扇風機、冬はファンヒーターと、1年を通して空気清浄機として使える。Dyson Pure Coolと同様に、本体下部に360°グラスHEPAフィルターを搭載している。

空気清浄機としての機能はDyson Pure Coolの方が若干上だ。Dyson Pure Hot+Coolが8畳を清浄する目安の時間は30分で、約23畳の部屋なら60分で清浄できるという。この2機種で迷う場合は性能とファンヒーター機能の有無、デザイン、コストパフォーマンスで選ぶといいだろう。

ちなみにDyson Pure Coolは高さが約101.8cmある床置きタイプだが、Dyson Pure Hot+Coolは高さが約63.2cmと抑えられている。首振り機能に加えて角度を変えられる機能も備えているので、床置きだけでなくデスク上などでも活躍しそうだ。

1日12時間の使用で、フィルター交換の目安は1年間。交換フィルターの実勢価格は6280円(税込み)である。

(5)ブルーエア「Blueair Sense+」

ブルーエアの「Blueair Sense+」は、Wi-Fi(無線LAN)機能を内蔵し、スマートフォン(スマホ)連携や、別売のエアーモニターと連動したインテリジェント運転が可能な新機軸モデルだ。

大風量を実現した「Blueair 650E」などの「ブルーエアクラシックシリーズ」と同様に、独自開発の「3ステップHEPASilentフィルター」と粒子イオン化技術を組み合わせた特許技術「HEPASilentテクノロジー」を搭載する。

Wi-Fi機能を利用することによって、スマホから遠隔操作で空気清浄機能のオン・オフや風速設定などを調整できる。さらに室内のPM2.5、VOC(揮発性有機化合物)などの微粒子やニオイ、温度、湿度をリアルタイムに観測できる別売のエアーモニター「Blueair Aware」(直販価格2万5000円/税抜き)と連動することにより、室内環境に応じて運転できる。

Blueair Sense+はデザイン性も群を抜いている。ボタンを一切排除したミニマルデザインを採用しており、操作はモーションセンサーを利用した手かざしによって行う。シンプルなフォルムだけでなく、スチールにパンチング加工したきょう体の質感もかなり高い。カラーは6色をラインアップしており、インテリアに合わせて選べるのも大きな魅力だろう。

デザインを重視する人向けのモデル

「空気清浄機が欲しいけど、部屋のインテリアに合うデザインのものがなかなか見つからない」という人向けに、ここ数年で充実してきたデザイン性の高い空気清浄機を紹介しよう。

(1)バルミューダ「AirEngine EJT-1100SD」

バルミューダの「AirEngine EJT-1100SD」はホワイトを基調にしたカラーリングとスリムなフォルムが特徴的なタワー型の空気清浄機だ。本体下部に集じんと同時に除菌と脱臭を行う「360°酵素フィルター」を搭載している。

フィルターに吸い込む最大風量は6.6立方メートル/分だが、本体内の上部と下部にファンを搭載する「Wファン構造」によって最大10.5立方メートル/分の総風量を実現。真上に向かって送り出された空気が天井と壁に沿って移動し、再びAirEngineに吸引されるような強力な循環気流を生み出している。

運転音が静かなのも特徴だ。最大風量の「ジェットクリーニング」モードは60dBと運転音が大きいものの、オートモードなどで動作する「セーブエナジー」モードの場合は風量1.3立方メートル/分で運転音は15dBとかなり静かだ。

フィルターの交換目安は1年で、直販価格は除菌・脱臭効果がある「360°酵素フィルター」が9333円、ベーシックな「360°フィルター」が6476円。

(2)カドー「AP-C200」

カドーの「AP-C200」は、直径約25cmと、スリムな円筒形ボディーを実現した空気清浄機。スチール製のボディー全周にパンチング加工を施しており、360°全方向から空気を吸い込む構造になっている。吸い込んだ空気はHEPAフィルターを通って真上に送り出され、天井から周囲に拡散していくスタイルだ。

光触媒技術を用いた「フォトクレアシステム」によって、フィルターに吸着した汚れや菌を分解。フィルターの吸着力が自己再生する「セルフクリーニング」効果も実現しているという。

側面のパンチングメタル上部にLEDライトを内蔵している。青はきれいな状態、赤は汚れている状態、黄色はその中間というように色で空気の汚れ具合を表現する。

デザイン性が高いという視点で選ぶと、前述のブルーエア「Blueair Sense+」、ダイソン「Dyson Pure Cool」なども選択肢に含まれるだろう。

(IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志)

[日経トレンディネット2016年2月29日付の記事を再構成]

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