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ドコモなどの新プラン、格安SIMに勝るのは通話だけ

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日経トレンディネット

NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社は、2015年12月に総務省から要請された携帯電話料金負担の軽減策として2016年1月、1人当たりの月額料金が5000円以下になる新しい料金プランを相次いで発表した。

auとソフトバンクは、単独契約向けに、毎月データ容量を1GBまで使えるデータパックを新設。最初の5分間までの通話料金が定額の基本プランと組み合わせると、月額料金が4900円になる。auは2016年3月23日に提供を開始し、ソフトバンクも2016年4月からの提供を予定している。

一方ドコモは、家族間で毎月5GBのデータ容量をシェアできるパケットパックを新設。5分間通話定額の基本プランと組みわせることで、3人家族での料金であれば、1人当たり4500円に抑えられる仕組みだ。提供開始は2016年3月1日で、既存ユーザーには4月1日から適用する。

従来の料金プランでは、auは月額6200円、NTTドコモとソフトバンクは6500円が一番安かった。新たに提供されるプランに切り替えれば、今までと比べて通信費を抑えられる。だが、格安SIMの料金と比べた場合はどうだろう。

そこで、大手携帯電話会社の新料金プランと、格安SIMの料金プランではどちらがどれだけお得なのかをチェックしてみたい。

au・ソフトバンクと比較

まずは、auとソフトバンクの単独契約向けプランと比較してみよう。下の表は、格安SIM大手の「OCN モバイル ONE」(NTTコミュニケーションズ)と、5分間までの通話を定額にするオプションを提供している「楽天モバイル」(楽天)、au、そしてソフトバンクの新料金プランを比較したものとなる。

前述のように、auとソフトバンクの新料金プランは、1GBのデータ容量と5分間通話定額の基本プランとの組み合わせで、月額料金が4900円になる。従来の一番安かったプランに比べ、auは1300円、ソフトバンクは1600円安くなる。

OCN モバイル ONEで一番安いのは、毎日110MBのデータ容量が使えるプラン(月額1600円)で、auとソフトバンクの新プランよりも3300円安い。ただし、OCN モバイル ONEでは通話料金が30秒当たり20円の従量制。1カ月で1時間23分(1日当たり3分)以上電話をかけると、auやソフトバンクの新プランより割高になる。

一方、楽天モバイルでは、月額850円で毎回5分間までの通話料金が定額になる「5分かけ放題オプション」を提供している。5分を超えた分の通話料も30秒当たり10円なので、auやソフトバンクの基本プラン(5分を超えると30秒当たり20円)より安い。

5分かけ放題オプションを毎月3.1GBのデータ容量が使えるプラン(月額1600円)と組み合わせると、月額料金は2450円。auやソフトバンクのちょうど半額のコストで、3倍のデータ通信が利用できることになる。

ドコモの料金プランと比べると?

次に、NTTドコモの家族契約向けプランと格安SIMを比較してみよう。以下の表は、OCN モバイル ONEと、家族向けプランのコストパフォーマンスが良い「BIGLOBE SIM」(BIGLOBE)、およびNTTドコモの新料金プランを比較したものだ。

なお、NTTドコモの料金は、親回線・子回線ともに月額1700円の「カケホーダイライト」を契約した場合で試算した。

NTTドコモは、毎月5GBのデータ容量を家族回線でシェアできる「シェアパック5」を新設した。5分間通話定額の基本プランと組み合わせた場合の料金は、2回線なら1万1000円(1回線当たり5500円)、3回線なら1万3500円(同4500円)。2人家族の場合は5000円のラインを超えるが、3人以上の家族ではauやソフトバンクの新プランより1人当たりの料金は安く抑えられる。

一方のOCN モバイル ONEでは、複数のSIMカードでデータ容量を共有できる「容量シェア」オプションを、すべての料金プランで利用できる。追加したSIMカードが音声通話SIMの場合、月額1150円の追加料金がかかる。

NTTドコモが新設したシェアパック5と同じ、毎月5GBのデータ容量が使えるプラン(月額2150円)で容量シェアオプションを利用する場合、2回線なら月額3300円(1回線当たり1650円)、3回線なら月額4450円(同1483円)。3回線の場合、NTTドコモ(月額1万3500円)より月約9000円安い。

また、BIGLOBE SIMでは、データ容量が6GBのプラン(月額2150円)で合計3枚までSIMカードを追加し、データ容量をシェアできる。3回線では月額3950円(1回線当たり月額1317円)と、NTTドコモより月約9500円安くなる。

ただ、au・ソフトバンクとの比較でも触れたように、格安SIMには通話料金が従量制というデメリットがある。3回線での月額料金を比較した場合、OCN モバイル ONEは1カ月当たり合計1時間15分半(1回線当たり25分半)以上、BIGLOBE SIMは1時間20分(同27分)以上電話をかけると、NTTドコモよりコストがかかってしまう計算だ。

通話時間がキーポイント

以上のように、月額料金どうしを比較した場合、大手携帯電話会社の新料金プランは格安SIMよりも割高だ。ただし、多くの格安SIMでは通話料金が従量制なので、必ずしも格安SIMのほうが安くなるとは限らない。

今回チェックしたOCN モバイル ONEのプランでは、auとソフトバンクに対しては月に1時間23分以上(月額1600円の「110MB/日コース」の場合)電話をかけるとコストが上回る。NTTドコモに対しては、1回線当たりの通話発信時間が月に25分半(「5GB/月コース」を3回線でシェアした場合)を超えるだけで、コストが上回ってしまう。

注目は、5分かけ放題オプション(月額850円)を提供する楽天モバイルだ。格安SIMとして標準的なデータ容量が毎月3.1GBのプラン(月額1600円)と組み合わせると、月額2450円。従量制に切り替わる5分以上の通話料金は大手携帯電話会社の半額となる30秒当たり10円なので、同じ通話時間で比較した場合、auとソフトバンクの新料金プランよりコストがかさむことはない。

なお、NTTドコモの新プランと比べた場合も、楽天モバイルのプランは魅力的だ。目安となる3回線での料金を比較した場合、NTTドコモは月額1万3500円(1回線当たり4500円)だが、楽天モバイルは月額7350円(同2450円、3.1GBプラン+5分かけ放題オプションの場合)だ。楽天モバイルは複数のSIMカードでデータ容量をシェアするオプションを提供していないため、格安SIM同士で比較すると割高なものの、NTTドコモに対しては、1回線当たり月2050円安い料金で利用できる。

まとめると、大手携帯電話会社の新料金プランよりも格安SIMのほうが、月額料金は安くなる可能性が高い。ただし、単独契約プランなら毎日3分、3人家族向けプランの場合は1人毎日1分程度電話をかけると、格安SIMは大手携帯電話会社よりもコストがかかる場合がある。

電話をかけることが多いユーザーは、楽天モバイルに乗り換えて5分かけ放題オプションを契約することで、大手携帯電話会社よりもコストを抑えられるだろう。

(ライター 松村武宏)

[日経トレンディネット 2016年3月3日付の記事を再構成]

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