「棚にはお茶がいっぱい」 トリンドル玲奈の愛用マグ
イニシャルがデザインされたアルファベット・マグカップ
私はお茶が好きで、よくおうちでハーブティーや紅茶などを入れて飲むのですけど、ずっと同じマグカップを使っていて。それを知る友人が最近プレゼントしてくれたのが、このマグカップです。
うれしいのは、玲奈のイニシャル「R」が書かれているところ。その友達には息子さんがいて、その子も、同じものを使っているんです。そういうのも、なんだかうれしいところですね。デザインがほどよくシンプルで、グリップが持ちやすいところも気に入っています。
このカップで最初に飲んだのは……フルーツのハーブティーだったかな? うちにはハーブティーや紅茶がたくさんあるんですよ。お店で見かけるとつい買っちゃうし、人からいただくことも多いので、どんどん増えていって。一人暮らしのキッチンの棚が、お茶でいっぱいになってるくらいあります。だいたい、40種類くらいはあるかな?
KUSMIティー、おじいちゃんのお茶……大好きなお茶の話
今一番好きなお茶は、「KUSMI(クスミ)ティー」という紅茶です。このあいだ、プライベートでフランスに行ったときに空港で見つけて買ったんですけど、すごく独特の味がするんです。実はデトックス効果があるといわれていて、友達の友達が飲んだら、肌がきれいになったとのこと。それを聞いて、ずっと欲しいなと思っていたお茶でした。
ほかに最近飲んでおいしかったのは、オーストリアのおじいちゃんが入れてくれたお茶。インドのチャイみたいなスパイシーな香りがするお茶に、オレンジを搾ってくれたのかな。そのお茶がもう、びっくりするほどおいしくて。あれはどうやって作ったのか、ちゃんと聞いておけば良かったです。
日本茶も飲みます。それもいくつか種類があるんですけど、緑茶を飲むときは、和の器を選びますね。ふだんの紅茶やお湯を飲むときは、この「R」のマグカップが活躍しそうです。
友達にもらったものなので、大切にしたい。そう思うと、つい使わずに飾ってしまったりするんですけど、せっかくいただいたもの。毎日、ちゃんと使っていきたいなと思っています。
モノを買う基準は、「大切にできるかどうか」
もし自分でマグカップを買うとしたら、やっぱり、シンプルなデザインのものを選ぶと思います。あ、でも、猫のキャラクターものも買ったりするかも。猫好きで、今まで使っていたカップも、猫が描かれているものですし。
ただ私、あんまり物欲がなくて、そんなに買い物をしないんです。モノは増やさない、とまでは言わないまでも、必要最低限でいい、と思っちゃうタイプ。たぶん、小さい頃から引っ越しが多くて、あまり家にモノがなかったからかな。母も、すごく持ち物が少ない人ですし。少ないから、持っているモノを大切にしようとする――そういうふうに、暗に教えられてきたのかもしれません。
モノを買う時に重視するのは、ちゃんと使うかどうか。いつ、どんなふうに使うかが、きちんと見えたら、買うようにしています。あまり、大切にできないようなものは買わない。それに、性格的に直感で動けなくて、つい考えちゃうんですよね。「これを買ったら、どうなるのか」と頭でずっと考えて、本当に頭が痛くなるくらいずーっと考えて、ようやく、買うか買わないかの結論を出す。よほどじゃないと「これ欲しい!」となることがないので、衝動買いもほとんどしないです。
もちろん値段についても考えます。「この値段で、このモノなら買ってもいいかな」とか。「ちょっと高いかな」と思うときは、誰かに相談して、「いいんじゃない?」と言われたら買う(笑)。でも最近気付いたんですけど、そうやってモノを買うと、相談した相手の好みになっちゃうんですよね。だからやっぱり、もうちょっと自分で考えなきゃ、と思う。そうすると、また悩んでしまって、なかなか決まらない(笑)。
だから、私と買い物に行っても、つまらないと思います。友達と買い物に行く時、いつもさんざん待たせた揚げ句、買わなかったりしますから。「これも欲しい!これも買おう!」と目を輝かせて買い物している女の子を見ると、羨ましいですね。
1992年、オーストリア・ウィーン出身。高校2年生の時にスカウトされ、2009年にデビュー。『ViVi』などの専属モデルやCM、バラエティー番組で活躍。12年には日経トレンディが選ぶ「ヒット商品ベスト30」に選出された。また同年、ドラマ『黒の女教師』で女優デビュー。15年の映画『リアル鬼ごっこ』(園子温監督)でカナダのファンタジア国際映画祭・最優秀女優賞を受賞した。同年10月には日本テレビ『いつかティファニーで朝食を』で連続ドラマ初主演した。
(構成 泊貴洋)
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