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「オタク女子」写真家が語る 世界に発信するコツ

2016/3/15

一眼レフカメラを使った自撮り写真が人気の写真家Julie Watai(ジュリワタイ)さんは、自らを「オタク女子」と呼ぶ。2006年のデビュー写真集はイタリアで出版され、ミリオンセラーに。コスプレした自身の姿を撮る独特の手法は「カワイイ」「萌え系セクシー」「アキバ」「メカ」「近未来」が融合していると評される。グローバルでオタク文化をリードする存在だ。

イタリアの出版社から出たデビュー写真集は「SAMURAI GIRL」。表紙にも使われた「戦闘美少女」の写真が特に好評を得た。戦闘美少女とは、一見弱そうだが、実は強い美少女のことだという。

1月下旬、ジュリワタイさんにとって初めてとなるファンション写真の撮影が秋葉原で行われた。ファッション雑誌「commons&sense ISSUE50」(河出書房新社)の特集で、著名デザイナーの服を紹介するというもの。撮り方について編集者からの注文は「いつも通りでいいよ」だけだったという。

ロケは秋葉原の3つの実店舗で営業時間中に行われた。派手なコスプレ衣装でジュリワタイさんが姿を現しても驚く人はほとんどいない。これも秋葉原という土地柄だろうか。ジュリワタイさんは「撮り慣れないファッション写真をどう撮ればいいか迷ったけど、ビビッとくるものが撮れた」。次々とポーズを決め、手のひらに隠し持ったリモコンでシャッターを切っていった。

2月に出版した写真集「トーキョー・フューチャー・クラシック」(DU BOOKS)のテーマは「究極のセルフィー」、セルフポートレートだけで構成した。ジュリワタイさん以外に登場するのは、大阪大学の石黒浩教授が技術顧問を務めるエーラボ(東京・千代田)が開発したアンドロイド「アスナちゃん」だけだ。アキバ系らしくメード姿を披露する一方で、装着型ロボットも題材にするなどメカ好きの一面も見せている。

活動は写真だけでなく、音楽、アプリ開発、電子工作、ラジオパーソナリティーなど多岐にわたる。一眼自撮りのファッション写真にも挑み、そのクリエイティビティーはとどまることを知らない。日本がブランド戦略として「クールジャパン」を打ち出すずっと前からオタク文化を世界に発信してきたジュリワタイさん。次の「戦闘」に関心が高まる。

(映像報道部 斎藤一美)

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