チャンスを呼び込む体質になる新習慣「1日1行日記」
「いいね!」に目を向け毎日をいい気分で過ごそう
春からの1年、新たなチャンスや出会いを呼び込み、仕事もプライベートもさらに充実させたい。
「その願いをかなえる秘訣は、とってもシンプル。『いいね!』と感じることにアンテナを立てて、毎日をいい気分で過ごすことです」と話すのは、心理カウンセラーのみずがきひろみさん。
いいね!にアンテナが立つと、物事のいい面や人のいいところに目が向くようになる。仕事も面白く取り組めるし、発言も前向きに。その結果、「あの人がいると楽しい」と周囲が感じ、仕事でもプライベートでもいろいろなチャンスが舞い込む。
まずは1日1行、「いいね!日記」をつけてみよう。「書くことが何もない」という人でも大丈夫。「日記を書くことで、いいね!にアンテナが立ちます。1日1つ書くことを日課にすれば、『今日はおいしいランチを食べよう』など、生活を楽しむサイクルが回り始めます」
一方、上司から理不尽に怒られたなどでご立腹の日は、「特別編」としてイライラ解消日記を。怒りを吐き出しすっきりしよう。
お休み前のベッドの中でOK
お風呂に入った後や歯磨きの後など、日記を書くタイミングを決めておくと習慣化しやすい。枕元に小さなノートを置き、寝る直前に書くのもおすすめ。
1.1日を振り返っていいね! と思ったことを書く
「ランチがおいしかった」など、1日を振り返っていいね! と思ったことを書く。「同僚のA子さんの電話対応が優しい」など、人についての気づきでもOK。
2.手帳に短い文や単語を書き並べてもOK
この日記の目的は、いいね! にアンテナを立てること。そのため、文章は短くてかまわない。「空気 気持ちいい」など、手帳に単語を書き並べるのでもOK。
1日1つ、いいね! が書けるように行動を変える
気になっていたカフェに入ってみる、部屋に花を飾る、日曜日の朝に散歩をするなど、そのうちやろうと思っていたことを1日に1つしてみよう。小さな「すてき」を集めよう。
まずは1週間続ける
最初は「書くことが全然ない!」と感じるもの。それでも3日、5日と続けるうちに、いいね! にアンテナが立ち始める。まずは1週間、できれば3週間続けてみよう。
【特別編】
怒りが収まらない日は…… イライラ解消日記
「どうしてあんな言われ方をしなきゃいけないの」など、怒りの気持ちが頭から離れないときに書いてみて。書くことで気持ちが整理できる。
怒りやイライラが頭から離れないとき
仕事で理不尽なことがあったり、友達に頭に来ることを言われたりと、すごく怒っているときに書く。
1.A4のノートか紙に怒りやイライラを書きつづる
「あんな言い方するなんて許せない」「そっちが悪いんじゃない」など、頭に思い浮かぶままに怒りの気持ちを書く。
2.自分の気持ちを正直にストレートに書く
「人のことをこんなに悪く言うのは、よくないのでは」などと考える必要はない。正直に自分の気持ちを吐き出そう。
3.気持ちが軽くなるか、3枚分書いたら終了
思うままに書いていると、だんだん落ち着いてくるはず。気持ちが軽くなったら終了。ビリビリに破いて捨てよう。
この人に聞きました
心理カウンセラー。外資系証券会社や運用会社で20年にわたり証券アナリストとして活躍した後、心理カウンセラーに。カウンセリングサービス所属。恋愛、キャリア、夫婦問題など女性をサポートするカウンセリングを得意としている。
[日経ウーマン 2016年2月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。