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スマホ+ガラケーで自由度UP!格安SIM賢い使い方

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NIKKEI STYLE

大手の通信会社よりも通信費が安くなる「格安SIM」だが、いくつかのノウハウを知っていれば、より便利に使いこなすことができる。データ容量の節約法、通話料を抑えるテクニックなど、格安SIMを使う時に知っておきたい知識を解説する。

[入門編]通信速度を切り替えて容量を節約

格安SIMの料金プランでは「1カ月の上限が5ギガバイトまで」あるいは「1日の上限が170メガバイトまで」といったように、高速データ通信が利用できる容量に上限を設けているものが一般的だ。

データを送受信すると、この容量が消費されていく。容量の残りがゼロになると、通信速度が200kbps程度と遅い低速通信に切り替わってしまう。

ところが、格安SIMのなかには、通信速度を利用者自身で低速に切り替えたり、高速に戻したりできるものがある。低速通信時には料金プランで定められているデータ容量を消費しないので、限られた容量の節約につながるのだ。

例えば、普段は低速通信に切り替えた状態で格安SIMを利用しておく。LINEやメールの送受信、SNSアプリの利用くらいであれば、低速通信で十分だ。

YouTubeで動画を見たり、Wi-Fi環境のない場所でアプリをダウンロードしたりするときは、通信速度を快適な高速に戻せばいい。必要なときだけ高速通信を利用することで、データ容量を節約できる。

通信速度は、格安SIMの通信会社が配布している専用アプリや、利用者向けのマイページで切り替えられる。OCN モバイル ONE、IIJmio、mineo、FREETEL SIM、DMM mobileといった格安SIMが、切り替えに対応している。

ただし、格安SIMによっては低速通信にも通信量の上限が課されている場合がある。例えば、IIJmioやDMM mobileでは、低速通信の通信量が3日間で366メガバイトを超えた場合、速度が200kbpsよりさらに遅く制限される。この場合、高速通信のデータ容量を節約できるのは、最大でも毎月3.6ギガバイト程度ということになる。

また、BIGLOBE、U-mobile、So-net、NifMoなど、利用者による通信速度の切り替えに対応していない格安SIMもある。低速通信を活用したければ、通信速度の切り替えに対応した格安SIMを選びたい。

初級編 割引アプリで通話料を半額に

本連載の第1回(「いまさら聞けない格安SIMのメリットとデメリット」)でも述べたように、格安SIMの弱点は、通話料が従量制であることだ。大手の通信会社では通話定額プランが一般的だが、ほとんどの格安SIMでは30秒当たり21.6円(税込み、以下同)の通話料金が請求される。

NifMoの「国内かけ放題プラン」(オプション料金は月額1404円)や楽天モバイルの「5分かけ放題オプション」(同918円)といった、大手の通信会社に負けない通話定額オプションを提供する格安SIMもある。

だが、NifMoと楽天モバイルのオプションは自社の利用者向けであるため、他社の格安SIMを使っていると契約できない。また、通話定額オプションが必要なほど電話は掛けないが、少しでも通信費を節約したいと考える人にとっては、オプション料金の高さが問題となる。

そこで活用したいのが、通話料金の割引サービスだ。楽天コミュニケーションズの「楽天でんわ」、ジーエーピーの「G-Call」、プラスワン・マーケティングの「通話料いきなり半額」といった音声通話向けの割引サービスでは、通話料が半額の30秒当たり10.8円になる(※G-Callの通話料は不課税なので、30秒当たり10円)。

通常、格安SIMでは、電話を1日当たり3分、1カ月で1時間半掛けた場合、通話料金は3888円。通話料割引サービスを使えば、同じ通話時間でも半額の1944円(G-Callは1800円)に抑えられてお得だ。

こうしたサービスで通話料の割引を受けるには、楽天でんわなら「0037-68」、G-Callなら「0063」といった番号を、相手の電話番号の先頭に追加してから電話を掛けなければならない。発信するたびに番号を追加するのは面倒なため、どのサービスも電話発信用の専用アプリを提供しており、通常の電話アプリと同じ使い勝手で割引を享受できる。

なお、楽天でんわやG-Callなどのサービスは、格安SIMの契約とはまた別に利用申し込みが必要だ(※楽天でんわは楽天モバイルとの同時申し込みが可能)。アプリをインストールしただけでは割引を受けられない。通話料も通話料割引サービスを提供する会社からの請求となり、格安SIMの通信会社とは別々になる点も注意したい。

また、格安SIMのなかには、IIJmioの「みおふぉんダイアル」、U-mobileの「U-Call」といった、独自の通話料割引サービスを利用できるものがある。利用申し込みが不要なことと、通話料金が格安SIMの月額料金と一緒に請求されるので、支払いを一括管理できることがメリットだ。

[中級編]容量シェアで通信費をさらに節約

もしも、家族の何人かで格安SIMに乗り換えたり、スマホとタブレットの2台で格安SIMを使ったりする場合には、複数のSIMカードでデータ容量をシェアできる格安SIMを選ぶと効率的だ。

例えば、格安SIM大手のOCN モバイル ONEでは、どの料金プランでも最大5枚のSIMカードを持てる「容量シェア」オプションを用意している。オプション料金は音声通話SIMが1枚1242円、データ通信SIMなら1枚486円だ。

OCN モバイル ONEの場合、データ容量が月3ギガバイトの音声通話SIMの月額料金は、1944円だ。個別に契約すると2回線で3888円掛かるが、3ギガバイトを2人で分けあって使う場合、容量シェアオプションを利用すれば702円安い3186円で済む。1人で3ギガバイトは使い切れないという場合、節約効果が大きい。

2人合わせて3ギガバイトでは少ない場合、月5ギガバイトのプラン(月額2322円)も選べる。2人でシェアしても3564円なので、わずかだが、3ギガバイトをそれぞれ契約するよりも324円の節約になる。

容量シェアオプションを提供している格安SIMは、OCN モバイル ONEのほかに、IIJmio、BIGLOBE SIM、DMM mobile、mineoなどがある。mineoの容量シェアは少し変わっていて、使い切れずに繰り越したデータ容量を合算して共有するか、自分のデータ容量の一部を別の回線にプレゼントするかの2通りの方法が用意されている。

格安SIMに乗り換えるなら、通信費を徹底的に節約したい。そんな人は、容量シェアをぜひとも活用してほしい。

[上級編]あえて2台持ちの道を選ぶ

本連載の第3回(「大手キャリアから格安SIM乗り換え、5つの注意点」)で触れたように、格安SIMに乗り換えるとキャリアメールが使えなくなる。Gmailなど別のメールサービスを使えばいい気もするのだが、キャリアメールの迷惑メール設定次第ではPCメールが全て拒否されてしまい、連絡が取れないケースもある。

そこで、あえて大手の通信会社は解約せずに、格安SIMと併用する方法がある。

NTTドコモやKDDI(au)には、通話料は従量制でも、キャリアメールが送受信し放題のガラケー向け料金プランが今も残されている。月額料金は2年契約ならどちらも1126円だ。このプランを契約したガラケーと、データ通信専用の格安SIMをセットした格安スマホの2台持ちをするのだ。

音声通話とキャリアメールはガラケーに任せ、その他のデータ通信やアプリの利用を格安スマホが担う。格安SIMのデータ通信SIMは音声通話SIMよりも700円前後安く、最低利用期間も設けられていない。より魅力的なサービスを提供する格安SIMが登場したとき、いつでも好きなタイミングで格安SIMを乗り換えられる。

格安スマホを音声通話SIMだけで使う場合と比べ、ガラケーを併用するので400~500円ほど高くつく。ガラケーとスマホの2台を持ち歩かなければならないため、面倒だと感じる人もいるだろう。だが、キャリアメールが維持できることと、最低利用期間に縛られず、いつでも好きな格安SIMに乗り換えられる自由度の高さは2台持ちのメリットだ。

キャリアメールを諦められなかったり、おサイフケータイやワンセグといったガラケーの機能を使い続けたりしたい場合には、2台持ちを視野に検討するのがいい。

(ライター 松村武宏)

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