後悔しないスマホ選び 大手キャリア8選
「3年後に後悔しないスマホを選ぶ5つの条件」の記事では(1)処理能力、(2)バッテリー、(3)対応周波数、(4)画面表示、(5)カメラ画素数、の5つの条件を挙げた。これらを満たす大手キャリア向けスマホは8機種あった。
処理能力トップはXperia Z5
3キャリアからほぼ同じモデルが発売される「Xperia Z5」(ソニー)は、今回のベンチマークテストで全端末中最高のスコアを出した端末。重い3Dゲームもストレスなく楽しめる。
同じCPUを採用した2015年夏モデル「Xperia Z4」は発熱が問題となったが、Z5は放熱設計が改善され、他モデルよりは温かいが使用に支障を来すことはない。カメラの画素数も2300万画素と過剰なほどで、性能に不足を感じることは当面ないだろう。シリーズ初の指紋認証を採用し、ロック解除時の利便性も高い。
コンパクトで価格も安いAQUOS Compact
コンパクトな4.6型の「AQUOS Compact」(シャープ)は、サイズなど扱いやすさを含めてバランスの良い端末。3キャリアから異なる名前でほぼ同じ端末が発売されている。CPUの処理性能はXperia Z5にこそ及ばないが十分に高く、発熱もZ5より少ない。メモリーも3GBと大容量。
同端末は、ドコモが3月末まで実施している「春のおとりかえ割」キャンペーンの適用対象で、機種変更時の実質価格は、僅か1万円強。さらにコスパの良さが際立つ。性能が等しいソフトバンク向けやau向けモデルの実質価格は2万円台半ば~3万円台半ばだが、やはり各キャリアの端末の中では費用対効果が高い。
解像度高くバッテリーも大きなarrows NX
画面解像度がフルHDより高いのがドコモ向けの「arrows NX」(富士通)。処理能力はZ5ほどではないが十分。
バッテリー容量が3390mAhとトップクラスで、電池持ちでは将来も不安が少ない。。瞳の虹彩認証で、ドコモサービスの認証ができる点も便利。
こちらも3月まで機種変更時の実質価格が約2万円と安い。コストパフォーマンスに優れた端末だ。
4Kディスプレーを搭載したXperia Z5 Premium
ドコモ向けの端末。比較したなかで唯一、4K解像度(3840×2160)の画面を搭載し、バッテリー容量も首位。処理速度も最高水準で動画の閲覧に向く端末だ。
ただ、実質価格が6万円台とかなり高めの点がネックだ。
大型・極薄で有機ELを使ったGalaxy A8
au向けの端末。画面サイズが5.7型と大きく、今回唯一の有機ELディスプレイで、コントラストの高い画像が楽しめる。また、厚さ僅か6.0mmと極薄である点も強み。バッテリー容量も高めだ。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2016年4月号の記事を再構成]
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