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アプリ連動のゴミ箱と傘立て、天気やゴミ収集日を通知

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日経デザイン

KDDIはスマートフォン(スマホ)と連携して使う独自開発のインテリア雑貨を発売中だ。その第1弾が2015年に発売した、ごみ箱の「Dust bin」と傘立ての「Umbrella stand」と呼ぶ商品。いずれも専用アプリをダウンロードしたスマホを持って近づくと、本体下部の外周にあるLEDがリング状に発光する仕掛けだ。

Dust binでは、アプリにあらかじめ地域のごみ収集予定日を入力。スマホが近づくと「可燃ゴミ」の収集日はLEDが赤に、「不燃ゴミ」が青、「資源ゴミ」は緑に光る。スマホにも通知が届くため、出し忘れの防止につながる。

Umbrella standは、天気予報と連動。地域の降水確率に応じ、傘が「必要なし」はオレンジ、「折りたたみ持参で」が白、「特に必要です」は強い青になる。玄関わきに設置すれば、外出の際に傘の必要性を注意喚起できる。Dust binと同じくスマホにも通知が飛ぶため、傘の必要性を確認できる。

それぞれの本体下部にはビーコン回路を内蔵し、スマホと短距離無線通信「ブルートゥース」で通信。約3メートル以内に近づくと作動する。開発にはKDDIの商品企画担当者のほかに、デザイナーの倉本仁氏(JIN KURAMOTO STUDIO)が参画した。スマホと連動したインテリア雑貨ということで、モノのインターネットを意味する「IoT」の時代に向けた新しい領域の商品と言えそうだ。同社のauショップ店頭やWebサイトの「au WALLET Market」のほか、東京・原宿にあるモバイル関連アクセサリーのセレクトショップ「HYPER MARKET」でも購入できる。価格はDust binが6400円(税別)で、Umbrella standが8070円(同)。

「IoTとインテリア雑貨を結び付ける発想は、あまりなかったのではないか。通信会社としても新しい試みで、ユーザーにIoTを身近なものに感じてもらいたかった。2015年8月からスタートした当社サイトのau WALLET Marketは日常生活を豊かにする"ちょっといいもの"を扱うのがコンセプト。だけに、今回の商品はを同サイトを特徴付けるものにしたい」(バリュー事業本部 金融・コマース推進本部の桑田祐二・コマースビジネス部長)。

100件の商品候補から2つに絞る

開発プロジェクトが発足したのは2015年2月。当初は扇風機などの家電から鏡や時計のほか、フードコンテナーやキースタンドのような商品まで候補に挙げたという。そうした約100件の中から、外部の製造委託先であるFOXと共に技術やコストなどの視点でまずは10件に絞り込んだ。

「多くの商品アイデアが出てきたが、毎日の生活にさりげなくIoTを組み込むという世界観にしたかったのと、さらにau WALLET Marketの動きもあったので、インテリア雑貨のような分野が最適だと判断した」(バリュー事業本部 金融・コマース推進本部コマースビジネス部の藤間良太・コマース3グループリーダー)。

通信回路など含めた開発コストで試算すると、売価予想が2万円程度になる商品の候補もあったという。たとえIoTと連動する点が特徴でも、その価格帯では一般的な雑貨のイメージとはかけ離れてしまうため、最終的には数千円で提供できてインテリア性も考慮した傘立てとごみ箱の2つに絞った。

特殊なポリカーボネートを採用

両商品ともスマホと連動してLEDが発光するといった基本的な構造は同じ。開発のポイントは最小限のLEDで省電力を保ちつつ、いかにリング状の光を目立つようにするかだった。そこで本体下部の外周に、シボ加工を施した特殊なポリカーボネートをリング状にしたものを取り巻いた。さらにLEDもシリコン樹脂で覆い、本体周囲に光りが均一に拡散するように工夫している。その結果、内蔵するLEDは4個だけで済み、リチウム電池や家庭用電源などを使わず、乾電池(単三が4本)だけで動作できるようになった。拡散させる最適な素材を探していたとき、倉本氏がこの特殊なポリカーボネートを中国で見つけたという。

アプリのユーザーインターフェース開発にはカヤックが参画。シンプルな画面構成を取り入れ、多くの年代が利用できるように操作性を単純化した。アプリの対応OS(基本ソフト)は「アンドロイド」は4.3以上で「iOS」は7.1~8.4になる。

販売目標は未公表だが、商品を発表後に国内だけでなく海外からも予想以上に多くの問い合わせがあった。早くも手応えを感じている同社は、次なる展開も検討中。まずは両商品に関する意見をユーザーに聞いた後、さらに拡充を図っていく方針だ。

(日経デザイン 大山繁樹)

[日経デザイン 2016年1月号の記事を再構成]

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