仕事とプライベート両用に使える手帳が人気
こんな「手帳」が欲しかった
仕事とプライベート、家族それぞれの予定など、複数のスケジュールを管理できるタイプの手帳が人気だ。いくつかの業務を兼任する、あるいは副業や趣味に取り組むといったライフスタイルが多くなってきたことも、背景にあるようだ。
2つの月間ページで複数の予定を管理
「ダブルスケジュール」(デザインフィル ミドリカンパニー)は、月間ブロックを採用した手帳。一見ごく普通の手帳のようだが、実は同じ月を2つずつ収録しているのがポイント。2種類のスケジュールをそれぞれの月間ブロックに分けて記入できるのだ。
手帳の小口部分に細工が施してあり、赤い部分を押さえてページをめくると赤基調の月間ブロックページが、青い部分を押さえると青基調の月間ブロックページが現れる仕組み。赤い部分と青い部分の間を押さえれば両方のページを順にめくれる。1冊で複数の予定を混乱せずに管理できるのは便利だ。
食事も記録できるライフログ型
「ジブン手帳」(コクヨ)や「クリエイターズダイアリー」(D─BROS)のように複数のスケジュールを管理できるフォーマット「ガントチャート」を採用した手帳も増えている。日付が横に並び、横棒や矢印などで期間を記入する「作業工程表」の一種で、複数の業務やプロジェクトの進捗などがひと目でわかるのが特徴だ。もちろん、ビジネス用途以外にも「家族の予定を書き分けるといった目的にも十分使える」(文具店の銀座・伊東屋)。
「ジブン手帳」はさまざまな情報を書き込めるのが人気の手帳。月間ブロックや週間バーチカル、年間の他、ガントチャートまであるなど、手帳としての機能は高い。バーチカルは24時間対応で、天気や食事などを書き込む欄もある。基本となる「ファーストキット」は人生設計などを書き込む「LIFE」と方眼ノート「IDEA」の3冊セット。B6スリムサイズの版や、LIFEを省いた2冊構成の「カジュアルキット」もある。
長期間の予定を一気に見られる
「クリエイターズダイアリー」は週間バーチカルとガントチャートを組み合わせた手帳。見開きで2週間だが、蛇腹折りのため、すべて広げれば1年間の予定を見渡すこともできる。裏面は極薄のドットが印刷されたメモスペースで、反対側から開けばメモ帳としても使える。背になる部分がないので、扱いにはやや慣れが必要。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2015年12月号の記事を再構成]
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