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バリスタが選ぶ1万円のコーヒーメーカー3機種 本当にいいもの100選

2016/3/24

比較した3機種
日経トレンディ

コーヒー豆を挽いてドリップまで全自動でこなすコーヒーメーカーに、1万円前後の値頃な製品が増えてきた。2015年2月に参入したオークセールにイーバランスやシー・シー・ピーが追随。今ではキッチン家電のなかでも熱い市場の一つになった。そこで今回、バリスタの岡村啓史氏とともに、これらの全自動コーヒーメーカー3機種で味の違いを検証。使い勝手についてもチェックした。

挽きたての豆から、香り豊かなコーヒーをドリップして飲みたい。それを自宅にいながら、しかも全自動で楽しめる低価格のコーヒーメーカーが相次いで発売された。市場の牽引役となったオークセールの「全自動コーヒーメーカー STC-501」(税込み1万1080円)に加え、2015年9月発売のイーバランス「ルームカフェ エクセレント EB-RM800A」(税込み1万5984円)、2015年10月発売のシー・シー・ピー「全自動ミル付きコーヒーメーカー BZ-MC81」(税込み9380円)の3モデルを用意。バリスタの岡村啓史氏に協力を依頼し、コーヒーの味わいと使い勝手を検証した。

「味わいが濃厚で豆の酸味と苦みをきちんと抽出できている」。岡村氏が高く評価したのはオークセールだった。理由の一つが、ミルの刃が3機種のなかで最も鋭いこと。豆を細かめに挽くことで味わいを引き出せている。岡村氏が「どの豆を使っても外れなく味わえる万人向けの設計」と評する通り、低価格モデルらしい“味付け”だ。


一方、味が薄めだったのがイーバランスとシー・シー・ピー。なかでもイーバランスは豆が最も粗く挽かれたこともあって「アメリカンコーヒーのような薄さ」(岡村氏)。シー・シー・ピーは「毎日味わってもらいやすいよう飲みやすさを重視した」(同社)といい、「香りや苦み、酸味を程よく感じさせるライトな味わい」(岡村氏)だった。

次に使い勝手はどうか。規定量の豆と水を入れ、スタートボタンを押すだけなのは3機種とも同じ。ミルの動作音は86dB前後と同等で、抽出後にメッシュフィルターに水分を含んだコーヒーかすが残るのも同じだ。ただ、ミルとフィルターが一体のオークセールとシー・シー・ピーのほうが、使用後に外して流し台に持っていきやすかった。


総合的に判断すると、コーヒー豆の味わいをしっかりと引き出し、使い勝手もいいオークセールが有力候補。飲みやすさを重視するならシー・シー・ピーを選んでもいいだろう。

珈琲通 EC-NA40 象印マホービン 実勢価格3万30円(税込み)
3万円台の高級機の実力にバリスタも思わずうなった
象印マホービンが15年10月に発売した「珈琲通 EC-NA40」は、実勢価格が3万円を超える高級機。実力を検証したところ、「香りが格段に良く、豆本来のチョコレートのような味わいがきちんと出ている。喫茶店で出してもいいレベル」(岡村氏)との高評価。サーバーが魔法瓶なのも強みで、高いなりの価値があるといえそうだ。

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ2016年1月号の記事を再構成]

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