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マネー研究所
もうかる家計のつくり方

2016/1/13

もうかる家計のつくり方

食費は、せっかくよい食材を選ぶようにしているのですから、外食は極力しないことにしました。また、食材も有機か否かとか産地などにこだわりすぎないようにし、安いものを上手に活用する工夫をしたところ、3万2000円が削減できました。

セミナー費用は簡単に減らせました。というのも、これまでにかなり通っていたので、内容が重複するようになっていたのです。内容を吟味して絞ったところ、月1、2回だけで満足できることがわかったそうです。それに伴い交通費も被服費も削減でき、関連の交際費、娯楽費もそれぞれ3000円、2000円削減できました。

そのほかの項目についても、幅広く取り組みました。電気代削減のため、居間の電球を発光ダイオード(LED)にし、日中妻だけの時間にテレビをつけっぱなしにすることをやめました。エアコンも設定温度を1~2度下げ、かつ日中の暖かな時間は消すようにし、トイレの温水洗浄便座は使うときのみ電源を入れるようにしました。節水シャワーヘッドも利用してガス代、水道代も少し減らすことができ、水道光熱費全体では5000円減りました。

通信費にも目をつけ、格安スマホとセット割のある固定回線を利用、1万7000円削減しました。全体的には9万1000円も支出削減できました。赤字をカバーし、7万円の余剰を作ることができたのです。今後はもう少し高額な治療をしたいと考えているそうで、そのための資金が作れそうだと喜んでいました。

不妊治療はお金がかかりますが、お子さんが欲しいご夫婦にはとても大切なものです。少しでも可能性があるのであれば、多少お金がかかっても治療を受けたいと考えるのは当然かもしれません。

しかし、お金を借りたり、あるだけすべて使ってしまうのは、将来のためによくありません。貯金から出せるのはいくらまで、月々出せるのはいくらまでというルールを作っておくべきです。

Fさんのように収入にゆとりがあっても、治療以外の出費がかさんでは、その後を支えるお金がつくれません。優先順位を考えて支出にメリハリをつけないと、最終的には「お金がない」と生活に困る結果になります。

治療がうまくいっても、うまくいかなくても、お金がない生活から再スタートするのはきついものです。納得のいく治療を進めながら、安定した生活を送れるよう、きちんと予算を立てることが大切です。

 「もうかる家計のつくり方」は隔週水曜更新です。次回は2016年1月27日付の予定です。
横山光昭(よこやま・みつあき) マイエフピー代表取締役。家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。お金の使い方そのものを改善する独自のプログラムで、これまで8000人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌の執筆や講演も多く手掛け、「年収200万円からの貯金生活宣言」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)をはじめとする著書は累計99万部。近著は「『おひとり』を不安0で生き抜く女子貯金」(祥伝社)。
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