昔のビデオやカセットを再生したい 中古品の相場は
撮りだめたVHSテープやカセットテープなどをデジタル化するに当たり、必要となるのがこれらのテープの再生機器だ。だが既に壊れてしまったり、処分して手元にない場合、まずは中古品を探してみるのがいいだろう。
中古品はネットオークションでも手に入るが、中古ショップで購入するのが安心で確実だ。しっかり動作を確認したものが販売されている上、万が一動作しなかった場合でも、返金保証してくれるショップが多い。今回取材したハードオフ秋葉原1号店では、ジャンク品以外は最低でも10日間の返金保証を行っている。「中古品を購入したら、まずちゃんと動作するか確認することが大事です」と店長の平松大一さんは話す。
VHSビデオデッキの場合、3000円程度から販売されることもあるという。また、少し価格は高くなるが、VHSとDVDをダブルで搭載した製品も人気がある。「ボタン1つでテープからDVDにダビングできる手軽さが人気の理由です」と平松さん。
カセットの場合は、ポータブル型の製品を狙うのが予算を抑えるコツだ。据え置き型のカセットデッキの場合、オーディオ愛好家向けのものが多く、どうしても価格が高くなってしまうからだ。平松さんによると、ポータブル型も価格が上昇中とのことだが、それでも5000円程度で手に入るものが多いという。主な再生機器の価格の目安は下表の通り。購入の際に参考にしてほしい。
以下では取材中に見つけたアナログメディアの再生機器を紹介する。価格は取材時のもの。中古品なので、価格や在庫状況は店舗に電話で確認した方が確実だ。
(日経PC21 小野幸伸)
[日経PC21 2016年2月号の記事を再構成]
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