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家族・親族とのつながり 40歳過ぎたらしっかり 孤独にならない「つながり」づくり(4)

2015/12/22

今月は「つながり」について考えてきました。長い人生では、お金では買えないつながりが、あなたを幸せにしてくれることがあります。その中でも、切っても切れないつながり、血縁のつながりについて今週は考えてみます。家族、兄弟姉妹、そして親族とのつながりです。

■兄弟姉妹関係、親子関係も日々変化していく

兄弟姉妹との関係や親子関係もつながりとしてはなかなか切れることのない存在です。むしろ賃貸暮らしの保証人になってもらったり、困ったときに少しお金を借りたり、親や兄弟姉妹はお金の面でもそのつながりが助けになる存在です。

とはいえ、子どものころのような関係からは徐々に脱却していくことになります。40歳代を過ぎてくると親と対等に会話する内容も増えてきますし、介護の問題などが顕在化するとむしろ子が親を支援することもあるでしょう。

5歳も離れた兄弟は子どものころは圧倒的な上下差であったかもしれませんが、30歳代を過ぎればお互いに社会人として敬意を払いつつ、かつ兄弟としての関係も残るような不思議な距離感になっていきます。もしかすると年収ベースでは逆転していたり、弟のほうが子どもの年齢が高かったりということも起きえます。

ほとんど毎日顔を合わせていた親兄弟(姉妹)も、社会人になり独立したあとは顔を合わせる頻度がぐっと減っていきます。結婚したり子どもができたりするとなおさらです(孫の顔を見るため親と会う回数が増えることもありますが)。気がつけば、年に数回も会わない、あるいはそれより少ない、といったことが増えてきます。

私は3人兄弟ですが年末もしくは年始には必ず家族大集合をすることとしています。兄弟3人とも結婚しそれぞれ子どもが2人ずついるので、そのときばかりは実家は大騒ぎです。しかしそれ以外は無料対話アプリのLINEのグループで子どもの近況などをのんびり交換する程度で、お互いの健在を確認するだけのようなつながりとなっています。それでも、親や兄弟姉妹のつながりは維持しやすいものです。

■特に難しいのは親戚関係かもしれない

一方、親戚関係は大人になって以降の「つながり」としてはちょっと難しいテーマです。親戚の同世代とは距離感があったり、叔父や叔母などの親戚は常にこちらを子ども扱いしがちですから、やりにくいことのほうが多いかもしれません。

私も親戚づきあいはうまくいっているとは言い難いところです。親の出身は熊本ですが、東京と熊本と距離が遠いこともあって、なかなか顔を見せる機会もありません(親はまだ東京にいるのでなおさら会う機会が少ない)。しかし、冠婚葬祭があるたびに親戚関係とのつながりは必要だなと実感します。

もしあなたが親戚関係を親に任せっきりであったなら、意識的に自分も参加していくといいでしょう。少しずつでいいのです。もし負担を感じる場合であっても、年に数回、あるいは数年に一回程度でも顔を出していくことが何年かあとに意味を持ってきます。特に兄弟がいないため冠婚葬祭の機会が少ないひとりっ子は気をつけましょう。親がいきなり倒れたり亡くなったりしたとき、親戚の連絡網を把握していないと困ることになりますので、細いつながりでもいいので自分をそこに位置づけておくことです。

同世代なんだけれども、住む場所が離れているような親戚などはSNS(交流サイト)でつながっておくと、お互いの近況をさりげなく把握することができて何かと便利です。冠婚葬祭時の緊急連絡手段になることもあり、SNSは家族や親族でもつながっておくと役立ちます(私は友人とのオタクトークが多くても、今さら親戚に隠すことでもないので気にしていませんが、気になる人は複数のアカウントを上手に使ってみてもいいでしょう)。こちらはむしろLINEよりフェイスブック(Facebook)のほうが距離感がちょうどいい気がします。

ふるさとから都会に出てきている人などは、同年代の親戚の家族の近況、地元の季節の移ろいなどをSNSで見ることができるのは心地よいつながりになるかもしれませんね。

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