マネー研究所

桐谷さんの株主優待入門

新爆食女王「もえあず」対談 お得な外食優待は

日経マネー

2016/1/6

も:もちろん!

■優待株の“売り時”は?

桐:残念ながら、それはお薦めできません。ほとんどの優待では、コストパフォーマンスで見ると最低単位が一番お得になっているんです。株数が多いほど有利になるロイヤルホールディングス(東1・8179)やリンガーハット(東1・8200)のような銘柄もありますけれど、これらはごく一部の例外。ですからたくさん欲しいと思った優待は、お父さんやお母さんにも100株ずつ買ってもらうといいでしょう。

も:なるほど! いいことを伺いました。ついでにもう1つ、お聞きしてもいいですか? 優待株だと愛着があってなかなか売れないんですが、桐谷さんはどうしていらっしゃいますか?

(写真:後藤麻由香、撮影協力:きづなすし 西新宿店[SFPダイニング])

桐:私はQUOカードのように、他の会社でも同じものがもらえる優待から手放すようにしています。優待銘柄だけで500以上持っていますが、オンリーワンの優待はやはり売るに売れないですよ。けれど、15年の8月下旬にチャイナ・ショックで保有銘柄の株価が軒並み下がった時にしみじみ思ったんです。「高い時に一旦売っておくべきだった」って。相場の格言で「利食い千人力」というのがあるんですが、チャイナ・ショックのような暴落局面が訪れても、その前に利益を確定しておけば慌てふためくことはないんですよね。

も:「売る勇気」も必要ですよね。今日のお話、すごく参考になりました。買いたい銘柄もたくさん出てきたので、これからは本格的に優待投資を始めたいと思います。まずは100銘柄目標、かな。

桐:その調子です! このところ優待を新設する企業が相次いでいますから、いいと思う銘柄があったらどんどん買っていけばいい。私の経験では、優待新設の発表直後に買って持っていると、値上がりすることが多いですね。クリエイト・レストランツ・ホールディングス(東1・3387)やイーサポートリンク(JQ・2493)は、それで株価が何倍にもなりました。

[注]本文中の利回りは15年12月4日の終値を基に算出

(日経マネー 森田聡子)

[日経マネー2016年2月号の記事を再構成]

日経ホームマガジン 桐谷広人さんに学ぶ株主優待入門2015 (日経ホームマガジン 日経マネー)

著者:日経マネー編集部
出版:日経BP社
価格:1,000円(税込み)

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