新爆食女王「もえあず」対談 お得な外食優待は

日経マネー

きりたに・ひろと 1949年、広島県生まれ。将棋棋士(七段)。升田幸三・実力制第四代名人の弟子となり、75年にプロ棋士に。抜群の記憶力で「コンピューター桐谷」と称された。84年、失恋を機に株式投資をスタート。2007年に引退してからは、ほとんど現金を使わない「株主優待生活」を送る。現在の保有銘柄数は700を数え、優待株だけでも500を優に超えるため、期限切れの迫った優待券を使い切るために日々、自転車で都内を忙しく駆け回っている (写真:後藤麻由香)

桐:ワタミの優待券は1回の飲食につき1人1000円分しか使えないのがネックでしたが、この縛りがなくなったので、金券ショップでの買取価格もアップしそうです。同じく居酒屋「東方見聞録」や「月の雫」の三光マーケティングフーズ(東2・2762)も、9万7500円ほどの投資で年2回、3000円相当の優待券がもらえます。総合利回りは7.8%。

私はここの優待券を主に「パスタmama」で使います。居酒屋だとお通し代が取られてしまうけれど、パスタmamaならお酒を頼んでもお通し代がかからないんですよ。近くにお店がなければお米も選択できるので、お得なだけでなく使い勝手もいい優待といえますね。

も:すご~い! お米も欲しいな。

コロワイド軍団ならアトム

桐:「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト(東1・7421)は14年秋にコロワイド(東1・7616)の傘下に入ったことで、株主優待もコロワイドやアトム(東2・7412)と共通の優待ポイント制に変わっています。株主には「株主様ご優待カード」が送られてきて、年2回、そのカードにポイントがチャージされる仕組みです。

ポイントは、居酒屋なら「北海道」や「甘太郎」、回転寿司の「アトムボーイ」、イタリアンの「ラパウザ」などグループのお店で1ポイント=1円で使えます。端数を気にしなくて済むのがいいですね。

も:確かに。優待券はお釣りが出ないので、1000円券とかだと使い方を考えちゃいます。

桐:今買うとしたら、3社の中で最も総合利回りが高いのはアトム。6.1%あります。株を大量に売り出したので、株価が下がっているんです。

も:狙い目ですね。

桐:先ほどお釣りの話をされましたが、株主優待券はお釣りが出ないことを除けば、ほぼ現金と同じように使えます。ぐるなびなど他の割引券と併用できるケースも多いので、お店で使う時に聞いてみるといいでしょう。

も:そうなんですか! 知りませんでした。

桐:総合利回りで見ると、他にも牛丼「吉野家」の吉野家ホールディングス(東1・9861)の5.2%、居酒屋「天狗」のテンアライド(東1・8207)の5.0%などが挙げられます。

個人的に注目しているのは、今日私たちが来ている「きづなすし」や「磯丸水産」を運営するSFPダイニング(東2・3198)。14年末の上場で、私は15年1月に優待新設が公表された時に買いました。食事券4000円相当が年2回もらえるというものですが、15年11月中旬には配当実施(20円)も発表され、現時点で総合利回りは5.8%です。きづなすしにはランチの「ばらちらし丼」(お椀付き、980円+税)を目当てによく足を運んでいますし、時々は私の地元・中野の磯丸水産を利用することもあります。

も:きづなすし、私も以前食べに来たことがあります。驚いたのは、今日の食べ放題でも寿司種の質が全く変わらないこと。本当においしくて、毎日でも来たいくらいです。お店の方にはご迷惑かもしれませんけれど(笑)。

桐:もえのさんはたくさん召し上がるから、きっと優待券もたくさん欲しいと思うでしょう。 例えば、「100株なら優待券が4000円分だから、300株買って1万2000円分もらっちゃおう」とか。

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