10代で投資デビュー
桐:……(絶句)。大食いではとても太刀打ちできないので、株の話をしましょう。もえのさんはご自分で株を売買していらっしゃるんですよね?
も:はい。高校生の時に学校の授業で株の擬似売買を体験して、「これは面白い!」と思ったんです。父母が株式投資をしていたこともあり、10代のうちに投資デビューしました。最初に買った株はスターバックス コーヒー ジャパン(現在は上場廃止)でした。
桐:銘柄はどんな基準で選ぶんですか。
も:好きで、応援したくなる会社ですね。例えばサンリオ(東1・8136)とか。
桐:なるほど。今は何社くらい持っているんですか。
も:全部合わせても1桁です。今日は桐谷さんにいい銘柄を教えていただこうと思って来ました。特に気になる外食優待で!
桐:株主優待券はよく利用されるんですか。
も:はい。1日4食なんですけど、とにかく食費がかかるので(笑)。モスフードサービス(東1・8153)やゼンショーホールディングス(東1・7550)などからもらった優待券を使っています。モスバーガーではハンバーガーを1度に20個くらい頼んだりします。自腹の時はさすがにこういうオーダーはしづらいですから、優待券があって本当に良かったなぁと。
桐:それはそうでしょうね。では今日は、もえのさんに私のお薦め銘柄をお教えしましょう。
も:ありがとうございます!
ワタミは優待利回り7%
桐:私が優待銘柄を買う時にチェックするのは総合(優待+配当)利回り。これが「4%以上」ということを1つの基準にしています。アベノミクスが始まった頃に比べると今は株価がだいぶ上がっていますから、総合利回りは総じて低めですが、探せば4%以上の銘柄も結構ありますよ。
も:例えばどんな銘柄ですか?
桐:居酒屋「和民」などを運営するワタミ(東1・7522)。15年11月末に復配(10円)と優待の変更を発表しました。年1万2000円分もらえた優待券が半分の6000円分になってしまいましたが、投資額は8万7000円ほどですから、優待利回りだけで約7%、総合利回りだと約8%になります。
も:もっと早く知っていれば。でも現状でも十分お得感があります。