マネー研究所

20代から始めるバラ色老後のデザイン術

友人とのつながり シングルの孤独は趣味友が救う 孤独にならない「つながり」づくり(3)

2015/12/15

今月は「つながり」と幸せについて考えています。筆者はお金と幸せについて考えるファイナンシャルプランナー(FP)と名乗ることがありますが、幸せはお金の問題ばかりではないと考えています。

むしろお金以外の幸福感をいかにデザインできるかが人生のポイントであったりします。「マスター・オブ・ライフ」なんていうと大げさですが、人生の達人はお金以外の部分で自分を上手にマネジメントしているものです。

さて今週は「友人とのつながり」です。20歳代であれば大学の学友と今でも楽しく会って遊んだり、30歳代以降であれば職場の同期と家族ぐるみで交際していることもあるでしょう。

しかし、「友人とのつながり」は永遠ではありません。むしろ変化することをどう受け入れるかが重要ですし、ときには自ら変化の渦に飛び込んでいくようなことも求められます。

■学友とのつながりは会う頻度が減っても長く続くことが多い

20歳代、同じ学校の同級生がいろんな会社に就職します。大学院に入って数年遅れで社会人になる人もいるでしょう。それでも20歳代のうちは季節ごと集まって飲み会をしたりパーティーをしたりして集まります。

楽しく旧交を温めていると「学友のつながりはずっと変わらないよ」と思いますが、実は変化がゆっくりと訪れます。職場でのつきあい(ゴルフとか)があって欠席する人が出始めたり、交際相手の彼女との時間優先でキャンセルしてきたり、仕事が忙しくて参加できない人が増えてきたりします。

気がつけば、常連参加者とそうでない人とのあいだに溝ができ、飲み会などの開催頻度が落ちていくこともあります。

しかしこれはよくないことばかりではありません。私の友人の名言に「ひんぱんに会わなくても、何かあればまたすぐつながるのが本当の友人」というものがありますが、本当にその交友関係が深いつながりであれば、年に4回会わなくても友人は友人のままなのです。

何年かぶりに連絡を取る友人に結婚式の案内状を送ったところ、連絡した全員が参加のハガキをくれたりすると、友情関係の深さを再確認することになります。

■30代以降、友人との関係は変わってくる

30歳代以降はどうしても、直接会う回数そのものが減っていきます。先ほど例示したように「結婚」「仕事」「仕事のつきあい」などがひとりひとりの人生に影響してきます。学生のころのように「水曜日の5限の時間はみんな授業がないからサークルで集まる」とはいかないのです。

結婚(もしくは未婚)と仕事関係は、30歳代以降の人生を多様化させていく要素です。早く結婚した友人を「あいつ、結婚してからつきあいが悪くなったなあ」と思っても、本人は本当は参加したかったのかもしれません。しかし予算がなかったり、時間的自由がなくなったり、何らかの理由で参加を断念することもあります。

同じ学校出身の同級生でも勤めた会社の違いで30歳代以降年収の違いが生じ始め、着る服や食べ物のグレードが変化してくることもあります。年収400万円台からようやく500万円台に入った人と600万~700万円の年収の人にはどうしても経済的余裕の差が生じます。それでも気にせずつきあえるか、溝ができてしまうかは人間関係が試されるところです。

こうした人生の変化において、特に独身のまま40歳代を迎える人たちは、結婚したり子どもが生まれた同期と少しずつ距離感が生じ、ちょっとしたさみしさを覚えることもあります。

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