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1位はミスチル コンサート動員力ランキング

日経エンタテインメント!

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 音楽ソフト市場が縮小する一方、コンサート動員数は伸び続けている。日経エンタテインメント!は会場の収容人数から独自の「動員力ランキング」を算出。ライブの時代をリードする、人を動かせるアーティストを明らかにした。

CDなどのパッケージソフトに代わって、今や音楽ビジネスの中心となったコンサート。実際に2014年はコンサートの市場規模が2749億円(コンサートプロモーターズ協会調べ)で、音楽ソフト生産額の2542億円(日本レコード協会調べ)を初めて超えた。2015年もコンサート市場は成長し続けており、15年上半期の動員数は前年同期と比べて約20%の伸びを見せている(グラフ参照)。

そこで日経エンタテインメント!では、15年に開催済みのコンサートと、年末までのスケジュールが発表済みのコンサート(10月上旬時点)の会場収容人数を合計して、アーティスト別の「年間コンサート動員力」を算出し、ランキングにした(詳しくはページ下の調査基準を参照)。

このランキングにおける「動員力」は、実際の動員数とは違うものの、公演会場の規模からアーティストの集客力を推し量るひとつのバロメーターといえる。では各アーティストの15年の活躍ぶりを見ていこう。

100万人突破は3組

トップに立ったのは、約3年ぶりとなるツアーで全国を"2周"したMr.Childrenで約112万人。彼らは、まず3月から6月にかけて10カ所20公演のアリーナツアーを開催。最終日にニューアルバムをリリースするという新たな試みを行った。これは「全く聴いたことがない音楽なんだけど、すごく心が動く、感動するライブができないか?」というメンバーの思いがあったためだという。その後7月から9月にかけて、横浜の日産スタジアム2DAYSを含む10カ所16公演のスタジアムツアーを行っている。

2位は約104万人の嵐。15年は9月に宮城県のひとめぼれスタジアムで、震災からの復興支援を掲げた『ARASHI BLAST in Miyagi』を4日間開催。約20万人を集め、その経済効果は90億円を超えると話題に。ステージでは地元の高校生約450人と一緒に歌うなどのご当地演出も行われた。年末には単独アーティストで初となる、4年連続の5大ドームツアー(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)も控えている。

3位の三代目J Soul Brothersも100万人を超えた。1月発売のアルバム『PLANET SEVEN』は出荷が100万枚を突破。オリコン上半期ランキング1位に輝いた勢いそのままに、初めての単独ドームツアーながら7カ所21公演を成功させた。

4位は約99万人のEXILE。14年4月に5名が加わり総勢19名で再スタート後、初となる5大ドームツアーを9月から開催中。年内いっぱいで、松本利夫、USA、MAKIDAIの3人が、パフォーマーを卒業することが発表されており、現体制でのツアーはこれが最初で最後となる。

5位は約92万人の関ジャニ∞。7月から行ったのは、福井、三重、鹿児島など、5大都市をあえて外した地方オンリーのアリーナツアー。セットリストもヒットシングルを中心に組まれ、初めて生で彼らを見る観客でも満足できるような工夫が施されていた。年末には、東京ドーム4日連続公演を含む5大ドームツアーをスタートする。

こうした50万人を超えるトップ10級のアーティストは、5万人前後を収容する5大ドームで複数回公演するツアーが可能なクラス。また、少なくとも1万~2万人収容のアリーナ公演が東京・大阪で行えるくらいでないと、トップ50に入るのは難しいと言える。

動員力の高さが際立つのは、50位内に10組が入ったジャニーズ勢。嵐、関ジャニ∞に続き、7位のKis‐My‐Ft2は、アルバム『KIS‐MY‐WORLD』を冠したドームツアーを8月から開催。ドームで公演をするのは、これでデビューから4年連続となった。また14年デビューのジャニーズWESTも、横浜アリーナ5公演を含む1stツアーを開催して、28位にランクインしている。

K-POP市場にも変化

6組が入った、K‐POP勢の人気も相変わらず高い。6位の東方神起は日本デビュー10周年を記念し、5大ドームツアーで計16公演。しかしその後、兵役義務のある韓国でメンバーのユンホは7月に、同じくチャンミンも11月に入隊したため、コンサートはしばらく難しそうだ。

BIGBANGは約71万人で8位。11月から始まるドームツアーは16年の2月まで続く。今年はアメリカ、ヨーロッパなど15カ国を回るワールドツアーも行った。

12位は韓国で12年にデビューし、アジア圏では既に大人気のEXO。日本では11月4日にデビューしたばかりの新人だが、11月には東阪のドームで計6公演を予定している。主催するエイベックス・ライヴ・クリエイティヴの黒岩克巳社長は、「14年から日本で行ったイベントへの応募数などを参考にツアーを組んだ。最近ではファンクラブの会員数やSNSの反響など指標が多く、新人でも動員数は予測しやすくなっている」と話す。なお、トップ50内のK‐POP勢はすべて男性グループ。少女時代などの女性グループには、一時期の勢いは見られない。

ランキング全体を見ても、女性アーティストは14組と3割未満(女性ボーカルがメインのグループを含む)。その中でトップは、13位のDREAMS COME TRUE。11月末からは、ファン投票で選曲を決める4年に1度のツアー「ドリカムワンダーランド」が予定されている。また15位に入った安室奈美恵は、男女合わせたソロアーティストの中でトップ。現在、全国15カ所を回るツアーの真っ最中だ。

女性アイドルは6組がランクイン。この夏に初めて静岡のエコパスタジアムでコンサートをしたももいろクローバーZ(21位)、明治神宮野球場を含む2年連続の全国ツアーを行った乃木坂46(22位)は、「コンサート」の動員力ではAKB48グループよりも上に付けた。握手会や総選挙などのイベントを含めれば、勢力図はまた変わりそうだ。

一方、バンド勢はトップを飾ったミスチルの他、10年ぶりの全国ツアーを行ったサザンオールスターズ(9位)や、約4年ぶりにアルバムツアーを行ったB'z(10位)など、ベテラン勢の強さが目立つ。デビュー10年以内の国内若手バンドで50位内に入ったのは、25位のONE OK ROCKのみ。日産スタジアムに2日間で14万人を集めたSEKAI NO OWARIや初のアリーナ公演を開催したゲスの極み乙女。など勢いづく若手もいるが、まだボーカルグループほどの広がりはないのが現状だ。

会場不足の影響と対策

欧米アーティストでは、2月にさいたまスーパーアリーナなどで公演したワン・ダイレクションが30位。34位には、体調不良が原因で14年の全公演をキャンセル、15年リベンジを果たしたポール・マッカートニーが入った。

トップ50に入った来日組はこの2組にとどまるが、原因のひとつは会場不足とも言われている。特に都心の大会場が人気で押さえにくいようだ。コンサートプロモーターズ協会の今泉裕人氏によると、「東京ドームなどは希望が通るのが3分の1程度。日本では希望の会場が押さえられずに、香港やシンガポールに行ってしまう欧米アーティストも多い」と言う。

東京オリンピックに向け、関東ではこれから改修に入る施設も多く、会場不足の問題は来年以降さらに深刻になる。今後は地方開催に頼るケースも増えてきそうだ。

前述の黒岩氏は、「近くに会場がないのなら、ファンが泊まりがけでも足を運びたくなるような仕組みづくりが必要」と語る。今年、コンサートに合わせてAAAは仙台で展覧会を開催。BIGBANGは東京と大阪で期間限定のカフェをオープンした。ご当地グッズを作成するなど、地方でも行きたくなるような施策が、主催者やアーティスト側にも求められそうだ。

(ライター 中桐基善)

[日経エンタテインメント! 2015年12月号の記事を再構成]

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