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アスリートに学ぶ「自分の勝ちパターン」の見つけ方

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日経ウーマンオンライン
こんにちは。Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/CONECTA代表、池田千恵です。「ピークマネジメント」という言葉を聞いたことはありますか? 今回は、意識的に「自分の最高のパフォーマンス」を作り出すための方法をテーマにお伝えします。

自分が「ノル」状況を意識的につくる「ひらめきマネジメント」

「ピークマネジメント」という言葉を聞いたことはありますか。アスリートが試合の本番に自分を最高の状態に持って行くために、いつもの「勝ちパターン」を儀式として行うことをいいます。最近では、ラグビーの五郎丸歩選手がキック前にする「あのポーズ」が話題となりましたね。大リーグの松井秀喜選手も現役時代、自分の名前がコールされ、打席に向かうまでに次の動作で精神統一をはかっていたそうです。

・両手でバットの端を持つ

・体を前に倒す

・体を旋回するストレッチで体をほぐす

・左右で素振りをした後、ピッチャーの投球モーションに合わせて素振りをする

・打席に入ったとき、足で土をならす

・構えに入るときにバットの先を一瞬見つめる

(出所:『壁を打ち破る100%思考法』(PHP文庫))

そこで今回は、アスリートのようにいざというときに最大のパフォーマンスを出せるよう、自分が集中できるパターンを考えてみましょう。題して「ひらめきマネジメント」。自分が好調な時を思い出し、「ひとり時間」で集中力をピーク状態に持っていけるような行動パターンや場所を意識してみるのです。

具体的には、次のような要領で考えてみることをおすすめします。

過去の成功体験を5W1Hで振り返ろう

自分の「ひらめきマネジメント」を考える際に、一度、過去の成功体験を振り返ってみましょう。今日はやけにアイデアが浮かんだな(=ピーク状態になったな)というときの自分の状態、クセ、環境を思い出し、頭のデータベースに入れておきます。こうして、自分の「勝ちパターン」のストックをどんどん増やしていくのです。

思い出す切り口としては、5W1H(いつ、誰に、どこで、何を、なぜ、どのように)が役立ちます。ピーク状態のとき、まわりはどんな環境だったか? 場所・時間帯に法則性はあるか? 持っていた小道具は何か? 飲み物は何か? 何を誰に言われて気分が変わったのか? そのときの匂いはどんなものだったか? などを細かく思い出し、それらを体系化して自分儀式にしてしまうのです。

ちなみに私の場合は、

・早朝の時間帯

・きちんと分煙され、空気がよどんでいないオープンしたてのカフェで

・コーヒーを飲みつつ

・お気に入りの音楽を聴きながら

・ネット環境から一定時間離れた時間を過ごす

これらが、いちばん「ノル」状態だと考えているので、できる限り毎朝同じパターンを作って最高の1日がスタートできるよう意識しています。

「あえて型にはめる」ことで暗示がかかる

このように「この行動で私はうまくいった」というパターンを繰り返すことによって、自分で自分に良い暗示をかけることができます。何も考えずに自然と身体が動いてしまう。それが習慣となれば、余計な雑念にとらわれずに行動の幅が広がることを実感します。

一見不自由そうな「あえて型にはめる」行動が、なぜ思考の自由度を高めるのにつながるのか、最初は不思議に思っていました。一般的に「型にはめる」という言葉はあまりいい意味で使われないことが多いですよね。面白みがない、創造性がないというイメージがあるからでしょう。

私は、夫の行動を観察している過程で、あえて型にはめることがかえって自由度を高める理由が分かったような気がしました。パターンが固まらないうちは、あえて型にはめないと、思考があちこちに飛んでしまって収拾がつかないことがあると気付いたのです。

私事になりますが、夫は会社員をしつつ、夜間の調理師学校に通い調理師免許を取得しました。私は昔、料理研究家になりたかったということもあり、料理には少しばかり自信があったのですが、今や料理のスキルは夫には及びません。

私と夫の成長度の違いは、一度徹底的に「型」にはめて学んだか、学ばなかったかの違いでした。私の料理はとてもおおざっぱです。いつも料理は目分量。レシピ本をみても、つくり方だけ頭に入れて、あとは自分の勘がすべて。いわば、「いいとこどりのつまみ食い」。この方法だと、一度うまくいっても、同じ料理をもう一度作ろう、というときに再現できないのです。

一方、夫の料理の仕方は堅実。まずはキッチリと、習ったことを忠実に復習することから始めます。それを繰り返してスタンダードを知り、自分のモノにしてから、やっとアレンジを加えます。基礎を繰り返すので、技術が自分の血肉となり、そのあとにアレンジを加えるから再現性もあるわけです。

まずは素直に成功パターンを徹底的に繰り返し、「型」を覚えてから、自分流にアレンジを加えることにより、本当のオリジナルができあがることを実感しました。自分なりの工夫は、型という基本の土台がきっちり建ったところにこそ生まれるものではないかと思ったのです。

自分の成功パターンを一度「型」として覚え、愚直に繰り返してみましょう。頭で考えなくても無意識に身体が動くようになったとき、やがて自由な発想が生まれてくるようになりますよ。

池田千恵(いけだ ちえ)
Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/CONECTA代表。図を活用した思考整理/情報発信/時間管理/目標達成手法を著書や講演、企業研修などで伝えるかたわら、朝9時までの時間を有効活用するための早朝セミナー「Before 9プロジェクト」を2008年より開催。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)、『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理に関する著書多数。

[nikkei WOMAN Online 2015年11月13日付記事を再構成]

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