「60歳で3000万円」、貯蓄ゼロからためる“完璧”安心老後のポートフォリオ(1)

日経マネー

定年後に必要な自己資金の目安は3000万円といわれる。リタイアまでに残された時間で、どのように準備すればいいのだろうか。預貯金だけではほとんど資産を増やせない時代に、着実に資産を築ける「簡単&最強ポートフォリオ」の作り方を3回に分けて指南する。1回目は、3000万円を準備するのに必要な「黄金セオリー」について見ていこう。

リタイアまでに3000万円の自己資金を準備──。この目標を達成するには、どれぐらいのペースで貯めればいいか。まずは、必要な投資額と利回りを把握しよう。

40歳でリタイアまでの準備期間が20年、貯蓄はゼロというケースを考えてみよう。仮に、債券など安全性が高い商品だけで運用するなら、期待できる利回りはせいぜい年1%程度。この場合、毎月11万3000円の投資が必要になる。

この金額の捻出が難しい場合、株式や外貨建て商品にも投資し、より高い利回りを目指す必要がある。標準的な国際分散投資(後述)なら、年3%程度の利回りは十分狙える。この場合、必要な投資額は月9万2000円になる。新興国や個別株などへの投資を増やして年5%の利回りを確保できるなら、投資額は月7万4000円まで減らせる。

(イラスト:モリヒロミ)
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