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「ほったらかし調理家電」が、家族の触れ合いを支援

2015/11/27

日経DUAL

戸井田園子さんが、仕事も子育ても忙しい共働き世帯に役立つ家電の選び方を紹介する「共働き『必携』家電の選び方」。今回のテーマは、「ほったらかし調理家電」です。「ほったらかし調理家電」とは材料を入れてスイッチオンすれば、自動的に調理が完成する家電のことです。

■目が離せない揚げ物も、ほったらかし家電にお任せ

──「ほったらかし調理家電」には大きく分けると次の5つのステップがあります。

STEP1 電子オーブンレンジ

STEP2 電気鍋

STEP3 ノンフライヤー&アクティフライ

STEP4 IHクッキングヒーター

STEP5 スープメーカー

── 今回はSTEP3からSTEP5までを取り上げます。まずはSTEP3のノンフライヤーです。

「ノンフライヤー」や「アクティフライ」は、揚げ物をするときに使う調理家電。似た家電として「フライヤー」がありますが、「ノンフライヤー」や「アクティフライ」は、油を使わずに揚げ物を調理します。

揚げ物って、時々食べたくなるけれど、調理するのは正直厄介ですよね。油の温度を一定に保たなければいけないから、付かず離れず見ていなければいけません。その間、子どもが「ねぇ、ママ」と声をかけてきても、相手ができないのがつらいところ。

── 油を扱っているときに子どもがキッチンに入ってくるのも怖いですし。

その点、「ノンフライヤー」や「アクティフライ」だったら、そばにいなくても大丈夫。材料をセットしてスイッチを入れておけば、完成するまでたっぷりお子さんの相手ができます。それに、油を使わないからとてもヘルシー。小さいお子さんに良質のたんぱく質を食べさせたいご家庭には最適です。使った後の油を処理する手間がかからないのも、うれしいポイントですよね。

実は、「ノンフライヤー」や「アクティフライ」は、熱風が庫内で循環する「熱風循環」を採用していますが、これは電気オーブンレンジにも使われている加熱方式なんです。

『ノンフライヤープラス』(フィリップス) 機能を揚げ物に絞り込んだ、シンプルな調理家電。タッチパネルとデジタル表記で、より分かりやすくなりました
『アクティフライ』(ティファール) 自動かき混ぜ機能付きのフライパン。揚げ物だけでなく、煮物やいため物ができます。分単位で時間設定でき、空揚げやフライはOK。ただし、天ぷらにはあまり向いていない

── 電子オーブンレンジでも同じことができる機種があるということですね。

最近の電子オーブンレンジなら「ノンフライヤー」や「アクティフライ」がなくても同じ原理で揚げ物を作ることはできます。電気オーブンレンジの調理メニューに「揚げ物」というボタンが見つかったら、ぜひ一度試してみてください。

■IHクッキングヒーターで、食卓を家族コミュニケーションの場に

さらに「ほったらかし調理」を進化させるのであれば、卓上版のIHクッキングヒーターがおすすめ。火加減が自動でコントロールできるモードもあるので、ほったらかし調理に最適です。

── 家族で楽しめそうですね。

食育的にも、一日のうち一食ぐらいは家族で食を楽しみたいもの。そういうときは、IHクッキングヒーターをテーブルの上に置き、鍋料理やパエリア料理などを作りながらコミュニケーションを楽しんでみてはどうでしょう。

IHクッキングヒーターは手持ちの鍋がそのまま使えるから、そういうときはル・クルーゼのようにかわいい鍋を使いたいですよね。そのために、わが家にはかわいいホウロウ鍋がいくつかあります。

卓上IH調理器『KZ-HP2100』(パナソニック) IHホットプレートで、卓上コンロも兼ねる1台2役タイプ。鍋は、付属のもの以外でも対応可能。IHで長方形のプレートをムラ無く加熱できるのは、パナソニックならではの技術。プレートを使わずに卓上IHコンロとしても活用できるので、焼き肉から鍋物まで汎用性が高いのも優秀ポイント。1台2役なので、ホットプレートに加えてIHコンロを所有するより収納スペースが少なくて済みます。戸井田さんの愛用品です

■スープも家電に任せてしまおう

ほったらかし調理家電に主菜を任せてしまえば、使うコンロの口の数を減らすことができます。さらに「ほったらかし調理」を進化させるのであれば、主菜だけでなく、汁物も任せてしまいましょうというのが、戸井田さんの提案です。

── 汁物ということは味噌汁やスープですか。

『ビタリエ』(小泉精機) ボタン一つで「ポタージュ・スープ・おかゆ」が約30分で自動調理可能。ガラス容器なのでお手入れしやすく、清潔さが維持しやすいのもメリット。少量調理ができる「ハーフ」モードや、好みの状態にできる「スープお好み」モードもあり、より便利になりました

そうです。スープや味噌汁をガスコンロで作るのではなく、スープメーカーで調理してみるのです。

スープメーカーで汁物を作るには、材料と水を入れてスイッチを入れればOK。しかし、使い方を工夫すれば、だしをとって作る本格的な味噌汁を調理することもできます。それには、まずだしになる煮干しや昆布をスープメーカーに入れて砕きます。次に、味噌汁の具と水を入れて温めれば、おいしい味噌汁が完成します。

スープメーカーには、ジューサーやミキサーに近いタイプと、フードプロセッサーに近いタイプがあります。今回ご紹介する「ビタリエ」と「らくっく」は、ジューサーに近いタイプ。スープだけでなく、ジュースを作ることもできます。「スープリーズ」(ゼンケン)の場合、ジュースは作れませんが、おかゆが作れます。また、「IHスーププロセッサー」(タイガー)の場合は、フードプロセッサーとして活用できます。ジュースがいいか、おかゆがいいか、フードプロセッサーがいいかは、そのご家庭によって違います。ご自身の家庭のスタイルに合わせて、最適なものを選んでくださいね。

『らくっく』(エスキュービズム・エレクトリック) 真空で調理するので、温度がすぐに高くなるのが特徴。離乳期のお子さんがいるご家庭の場合、残りごはんで離乳食が作れるので重宝します
『IHスーププロセッサー』(タイガー) フードプロセッサーとしても利用したいのであれば、このタイプがおすすめ。スープメーカーはもちろん、お子さんが小さいご家庭なら、離乳食メーカーとしても活躍します。デザインがスタイリッシュだから、そのまま食卓に置いてスープサーバーとしても使えるのもうれしいポイント

──今回、「ほったらかし調理家電」を取り上げてみて、色々あることに驚きました。

こういった家電をご家庭に導入しても、決して「時短」にはなりません。調理する時間そのものは同じと感じることもあるかと思います。ただ、調理中でもその場を離れて、別のことができるというのは大きなメリットです。おいしいごはんができるまでの時間を利用して、お子さんとのコミュニケーションタイムを確保することに、大きな意味があると思います。

戸井田園子
大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。その後、インテリア&家電コーディネーターとして独立。現在は、情報ポータルサイトAll Aboutをはじめ、雑誌・新聞・テレビなど幅広いメディアで活動中。家電業界出身ではない中立的な立場と消費者目線での製品評価や、分かりやすい解説に定評がある。好きな家電は、お掃除ロボットなど時短家電。

(ライター 井上真花)

[日経DUAL 2015年10月20日付記事を再構成]

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