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風邪の後も続く咳 大人の「ぜんそく」にご用心

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NIKKEI STYLE

日経ヘルス
風邪の後、咳(せき)が止まらない。息をするとゼーゼー、ヒューヒュー音がして苦しい…。こんな症状に悩まされていないだろうか。ぜんそくや咳ぜんそくは女性に多く、大人になってから発症する人もいる。寒さが厳しいこの時期は、特に注意が必要だ。

風邪を引いた後、ずっと咳が続いている、電話中になぜか咳き込む、明け方、咳が出て目が覚める…。そんな症状に心当たりのある人は「ぜんそく」か「咳ぜんそく」かもしれない。

咳はこれらの病気の代表的な症状で、2カ月以上続く慢性の咳の約7割を占めるという報告も寄せられている。ただ、紛らわしい病気もある。「鼻水がのどに流れ落ちる『後鼻漏(こうびろう)』が咳を誘発することも。これはアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎で起こりやすい。また逆流性食道炎でも胃酸が刺激となって咳が出る。咳ぜんそくと間違われやすい」と半蔵門病院アレルギー・呼吸器内科の灰田美知子副院長は話す。

あなたの咳のタイプはどれだろうか。下図でチェックしよう。

咳ぜんそくを放置するとぜんそくに

では、ぜんそくと咳ぜんそくはどう違うのか。「咳ぜんそくは、ぜんそくの前段階。症状は咳だけで、ぜんそくのような息苦しさはない。ただし、放っておくと5~10年で3人に1人がぜんそくに移行する」と東京女子医科大学第一内科学講座の玉置淳教授。ぜんそくの場合は、呼吸時にゼーゼーヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)が起こるのが特徴的だ。

咳ぜんそくもぜんそくも、症状が出る原因は同じ。空気の通り道である気道が炎症のために狭くなっている。下図は健康な状態と比較したもの。ぜんそくでは内腔が明らかに狭いのが分かる。咳ぜんそくの場合、狭窄は軽度だが、気道の粘膜に好酸球(白血球の一種)が少し増えていて、炎症が起こっている。

患者数はいずれも増加中で、「この30年間で約3倍になった。女性に多く、全体の3~4割は大人になってからの発症」と玉置教授。花粉症などのアレルギーがある、子どものころにぜんそくだったという人が多い。

発症の引き金は、ダニなどのアレルゲン、風邪、気温や気圧の変動、精神的ストレスなどが代表的。ほかに、「月経時にぜんそくがひどくなることもあり、『月経ぜんそく』と呼ばれる」(玉置教授)。女性ホルモンの関係も指摘されているが、詳しい仕組みは分かっていない。また消炎鎮痛薬のアスピリンの服用で症状が出ることもある。

肥満がぜんそくを重症化させる

「肥満の女性はぜんそくを発症しやすいし、重症化もしやすい。肥満度が上がるほどリスクが高くなる」と玉置教授は話す。

理由は大きく2つ。肥満によって肺が押し上げられ、肺活量自体が低下するため、そして、脂肪細胞からぜんそくを悪化させる生理活性物質が分泌されるからだという。もともとアレルギー体質で、年とともに太ってきた…という女性は特に要注意だ。

この人たちに聞きました

玉置淳さん
東京女子医科大学第一内科学講座(東京都新宿区)教授。日本呼吸器学会理事、日本アレルギー学会会長も務める。「子供も大人もぜんそくや咳ぜんそくの患者数が増えている。冬でもダニが増えるような気密性の高い住環境、欧米型の食事、感染症の減少、大気汚染などが増加の原因になっている」
灰田美知子さん
半蔵門病院アレルギー・呼吸器内科(東京都千代田区)副院長。NPO法人「環境汚染等から呼吸器病患者を守る会(エパレク)」理事長も務める。「以前に比べて減少したとはいえ、ぜんそくで亡くなる人もいる。重症でない人も油断は禁物。薬の使い方や発作時の対処法を学んでおいてほしい」

(ライター 佐田節子、構成 黒住紗織)

[日経ヘルス2015年12月号の記事を再構成]

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