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アラフィフ45歳 定年までの収支を先読み 「5」の年齢で人生とお金を考える(3)

2015/10/20

今月は「5」の年に人生とお金の問題を整理してみようというテーマです。アラサーと呼ばれるようになる25歳、アラフォーと呼ばれるようになる35歳の人生とお金のテーマを考えてきました。

「30歳」になって考えるより少し早回りして「25歳」でお金のことを考えたり、「40歳」になって焦る前に「35歳」のうちから一歩先んじてお金のことを考えようとアドバイスしてきました。

次の世代はアラフィフの入り口、「45歳」です。50歳前後のカテゴリーに入る年齢でも、「5」の年に考えるべきことがあります。

45歳は定年となる60歳までにどれぐらい貯金できるかを考えるいいきっかけになる

■人生のできることできないことがほぼ見えてくるアラフィフ

アラフィフというのは人生の可能性が無限に広がっている年齢ではありません。むしろ働ける時間は限られてきて、仕事でなすことのできる可能性も狭まっていきます。

ライフプランにおいては、これ以降の年代では既婚かシングルかの方向性がほぼ固まってきます。45歳を過ぎておひとりさまが結婚する可能性はかなり下がってくるからです。

同様に、アラフィフになってようやく子育てがスタートする可能性も下がっていきます。子どもの人数が増える可能性より、今いる子どもをしっかり卒業させていくまでのお金の問題に注力していくことになります。

住宅購入も「これから」のテーマから「すでに組んだローンをどう返すか」というテーマに移っていきます。確定した債務はまだ高額が残っています。

ビジネスキャリアについては、ここから年収が何倍にもアップすることはあまりありません。職場での昇格・昇進レースの行きつく先も見当がつき始めているはずです。

……と、いきなり書き始めると何やら楽しいことがないような年代に思えますが、悲観することばかりではありません。45歳はむしろ「自分のできることとできないことが分かる」年齢でもあるからです。

自分の人生でできることや、やらなければならない課題をはっきりさせることができれば、その目標に向かって効率よくダッシュすることもできます。そしてそのための時間はまだ十分に残されています。

アラフィフの入り口にさしかかって考えてみたいお金のポイントをまとめてみましょう。

■残り15年の収入と現状での貯蓄見込みを概算する

まずは定年となる「60歳までに稼げる額」を考えてみます。今、夫婦が(シングルなら自分ひとりが)定年退職までに稼げる総額を考えてみます。昨年の年収の15倍をまず考えてみて、まずこの金額を維持することを第1目標に据えて実現性を考えてみます。

次に「60歳までに稼げる額」はどこまで上積みが可能か考えてみます。非現実的な高望みは禁物ですが、今の仕事をがんばったら獲得できそうな昇格分くらいは見込んでもいいでしょう。子育て中であった専業主婦が共働きに戻ることができると数千万円単位で稼げる額がアップすることもあります。

この「60歳までに稼げる額」という数字は定年までで稼げる額であると同時に、これからの人生でこれ以上の出費は許されないという上限でもあります。また、ここから老後のための貯金も確保していかなければならない厳しい予算枠なのです。

次に考えてみるのは「60歳までにためられる額」です。60歳までにどんなに稼いでも、その金額が全額残るわけではありません。ここから60歳までのあいだにもたくさんの支出がありますので、現実的に残すことのできる「60歳までに貯められる金額」についても考えてみる必要があります。

今の年間貯金額のペースをひとまず15倍してみます。年間50万円ためているなら750万円、年間100万円ためているなら1500万円です。

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