アラサーの入り口25歳 お金の問題で大人になろう「5」の年齢で人生とお金を考える(1)

今月のテーマは「5」の年齢です。25歳になるとアラサー、つまり30歳前後という言葉を意識しますが、「5」の年齢は四捨五入して上の年代に入る区切りの年です。

最近では25歳になるとアラサー、つまり30歳前後、35歳になるとアラフォー、つまり40歳前後として区分するようになりましたが、実はこれ、人生とお金の問題でも節目に来ていることを意味しています。

25歳からはお金の出入りを意識してため癖をつける必要がある

書店に行くと、30歳や40歳といった「0」の年齢を区切りとして、「30歳までにやっておきたい○○」とか「40歳までに考えておきたい○○」といった本があふれています。しかし、25歳や35歳といった「5」の年齢を区切りとしてお金のことを考えてみると、すっきりすることが多いのです。

そこで、今週はまず「25歳」、アラサーと呼ばれるようになった年のことを考えてみます。

マネープランで重要なのは「0」の年齢ではなく「5」の年齢

20歳という人生の区切りを、多くの人は学生として迎えます。そのときにはまだ社会人として仕事をして自らの所得を稼ぐ立場にはありませんし、どんな仕事をしているかも想像できなかったかもしれません。

20歳から25歳のあいだは、人生でも大きな変化がある年で、多くの学生が社会人となって仕事をする立場に変わります。親に扶養されている立場から自分の稼ぎでやりくりする立場になります。

新社会人としての初めての区切りが「25歳」です。25歳で考えておくお金のこととはどんなものでしょうか。

25歳の最優先は「稼ぎ力アップ」と「貯蓄癖」

25歳の段階は、社会人となって数年、仕事にも少しずつ慣れ、毎月の給与でのやりくりやボーナスを使った買い物にも慣れてきたころでしょう。

仕事では苦労をしながらあっという間に1カ月がたち、お金の面では学生時代とはまったく違う使い方をしつつ、これまたあっという間に1カ月が過ぎる繰り返しかもしれません。

しかし、25歳になったらきちんとお金のことを考えてみるべきです。これからの10年を見通したとき、考えてみるべきお金の流れの「入る」部分の最大化と「出る」部分の最適化です。

つまり「仕事でしっかり稼ぐ力を高める」ことと「ムダづかいを抑え限られた範囲の収入を効率的に使う」能力を身につけることです。

仕事についてはまだまだ先輩には能力も経験もかなわない年齢ですが、これから先の10年間をどう過ごすかによってあなたのビジネススキルとキャリアは大きく変化していきます。今の自分のビジネススキルを高めていくために何をするべきか、ときどき考えてみてください。

職場で回覧されている業界専門誌に目を通している人とそうでない人、仕事に直結する法令を直接読み込んだ人とそうでない人の10年後の差ははっきりしています。

仕事の効率化やビジネスコミュニケーションのスキルアップも考えてみてください。自己啓発書というとあやしい本も多いのですが、仕事に役立つ本も書店にはたくさん並んでいます。自分のビジネススキルを高められるヒントは貪欲に吸収していく努力を怠らないようにしましょう。

社内の人事制度もそろそろ理解しておく時期です。何が評価軸でどのような昇進コースが考えられるのか知らずに過ごすのはもったいないことです。

学校のテストや入学試験でも、傾向と対策を考え、効率的な得点を目指したはずです。社会人になってそれが終わりだと思う人も多いのですが、年収の数十万円、ひいては年収の数百万円の差を生むかもしれない「効率的な得点」を取る努力をサボってはいけません。

万能である人事評価制度などありませんが、評価制度のルールは社員にもオープンになっていることがほとんどです。がんばっている自分や能力を高めた自分がきちんと評価されるよう、自己評価シートや面談のチャンスを活用してください。

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