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祖父母と孫、双方にプラス 「孫旅」成功の秘訣は

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日経DUAL
祖父母と孫で旅をする「孫旅」が人気です。祖父母は孫と触れ合えて、子どもは親と離れた環境で学びが多く、双方にプラスです。秋は孫旅を実践する良い機会。今回は、孫旅成功のポイントをお届けします。

こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。共働き世帯にとって、仕事が忙しいときや、子どもの長期休暇時には、孫を連れて祖父母が旅をしてくれると助かることも多いですよね。その半面、「祖父母が世話をできるか不安」「甘やかすので困る」という声も耳にします。今回は孫旅の魅力、祖父母にお願いするときや計画する際のポイントを紹介します。

「孫旅」に熱心なのは祖父。祖父母へのプレゼントにも

孫旅人気の背景には、旅に関心が高くアクティブな団塊世代の存在があります。現在60代後半の団塊世代は、仕事をリタイアし年金受給も始まり、時間とお金に余裕のある層。自身が旅に積極的に出かける中で「孫にも見せてあげたい」「孫と一緒に体験したい」という気持ちが生まれ、祖父母から「孫旅」に誘うケースが多いようです。

孫旅に積極的なのは、どちらかというと祖母よりも祖父。仕事一筋で、自分の子どもの育児にあまり関わらなかった人も多く、孫ができて改めて子どものかわいらしさや成長を見守る楽しみを知り、孫旅への関心が高まるようです。

共働きで忙しいママとパパのために、保育園の送り迎えや出張時のサポートなど、日常の育児に参加する祖父母も増えています。そんな家庭では、祖父母の記念日や子どもの長期休暇に、ママとパパが「孫旅」を計画してプレゼントするケースもあります。

身近な存在でありながら、ママとパパとは違う考え方や価値観を持つ祖父母との旅は、子どもにとって多様な価値観に触れる良い機会。自然や伝統文化などに詳しく、知識の引き出しが豊富な祖父母から、子どもは多くを学びます。わが家も親が知らないことを息子が口にして驚いていると「じぃじぃ(祖父)に教えてもらった」なんていうこともありました。

注意事項は「体調面・安全面」に絞って伝える

孫旅デビューは、言葉でのコミュニケーションができ、トイレトレーニングを終えた3~4歳以降がおすすめです。祖父母は子育ての経験者ですが記憶が曖昧だったり、育児方法も年代とともに変化したりしています。離乳食やオムツなどの心配が無くなってからのほうが、ママとパパも安心して祖父母にお願いができるかと思います。

孫旅では、自分の目が届かないだけに「市販のお菓子は食べさせないで」「夜8時までには寝させて」と、細かいお願いをしてしまいがち。でも私の経験から、多くを伝えても実行は難しく、祖父母の負担になるだけと感じます。

お願い事は、子どもの体調面・安全面など「これだけは」というものに絞り、後は祖父母に任せるのがいいでしょう。心配は分かりますが、よく考えると「偏食」も短期間であれば大きな問題はありません。ぜいたくな体験が癖になる、日常の生活リズムが乱れるなどの心配も、「おじいちゃん、おばあちゃんとの旅行中は特別。帰ってきたら頑張ろうね」と子どもに伝えれば、日常生活に影響することもほとんどありません。

ただ「体調面・安全面」については、必要なことを伝え、旅先で元気に過ごせるように配慮をお願いしましょう。特にアレルギーやぜんそくなどの持病がある場合は、注意事項や対処法などを、口頭だけではなくメモに書いて伝えること。保険証や母子手帳も忘れずに預け「困ったときや、迷ったときには電話をしてほしい」と伝えておくと、大きなトラブルの予防になります。

旅行先や内容は、祖父母からの誘いであれば、基本は任せましょう。ただし未就学児で、旅行の内容が年齢・体力的に難しい、飽きてぐずってしまいそうなどの懸念があれば、祖父母に伝えて相談を。離れて暮らしている祖父母の場合、旅の楽しい部分に目が行き、子どもの日常の世話について、深く考えていないこともあります。状況により「もう少し大きくなってからお願いします」と時期の延期をお願いする、子連れ客へのサービスがある宿への滞在を提案するのも良いと思います。

小学生なら、祖父母から孫を誘い、旅先等の調整を双方でしてもらうのもいいでしょう。コミュニケーションや旅での経験を通して、祖父母との絆も深まります。

費用については、「旅費の足しにしてください」と、子どもの旅費相当、あるいは気持ちを包んで渡すとスマート。受け取ってもらえないときには、私は「祖父母も孫にしてあげることがうれしいのだな」と思い甘えることに。帰宅後には、息子の旅の感想を添えて礼状を書き、ちょっとした贈り物と一緒に送っていましたが、これはとても喜ばれました。

子連れへの配慮がある宿を選ぶと安心

保育園の送り迎えや、病気の際の看護など、日常的に子育てのサポートを祖父母にお願いしている場合は、感謝の気持ちをこめて三世代旅行や孫旅をプレゼントするのもいいでしょう。

旅先は、子どもが好む場所を中心に考えがちですが、祖父母も楽しめる環境かどうかを見極め、子守りの延長とならないように配慮を。祖父母世代のニーズは、ママとパパ世代には分からないことも多く、良かれと思ったのに不満になることも。旅先や宿、あるいは食事などを決める際には複数の選択肢を用意し、祖父母に選んでもらうと満足度が高くなります。

孫との旅は「楽しみだけれど体力的に大変」「孫がどうしたら喜ぶか分からない」という祖父母の声も耳にします。そんな場合は、近場で設備が充実している子ども歓迎の宿を拠点にすると、移動の負荷も少なく、スタッフも子どもの対応に慣れているので安心です。

全国5カ所にある「星野リゾート リゾナーレ」は、孫旅コンシェルジュがサポートしてくれる「孫旅」プランを販売。孫旅コンシェルジュが宿で出迎えたり、子どもの年齢に合ったアクティビティーを提案してくれたり、写真を撮影しフォトブックとしてまとめてくれるなど、滞在をサポートしてくれます。

祖父母世代に人気のクルーズも、孫旅におすすめです。外国船には、子どもを預かり様々なプログラムを提供するキッズクラブもあります。孫がキッズクラブで遊んでいる間、祖父母は休憩や自分達の好きなことに時間を使え、夜はベッドで寝たまま移動ができるので、年配の祖父母や小さな子どもも無理なく旅を楽しめます。

他にも最近は、様々な施設や宿が、子どもだけで参加できるプログラムを用意しています。上手に活用して、祖父母と孫の絆を深める「孫旅」を計画してみてくださいね。

村田和子
旅行ジャーナリスト。1969年生まれの一児の母。会社勤務を経て、2001年All Aboutスタート時より旅行ガイドに従事。2006年に独立し、子連れ、女性がテーマの旅をメーンに、各種媒体で情報提供・執筆を行う。「旅を通して、人・地域・社会が元気になる」をモットーに、テレビ・ラジオへの出演、講演等、幅広く活動。子どもが9歳のときに親子で47都道府県を制覇。全国各地を子連れで旅をした経験から、旅で親子の絆と生きる力を育む「旅育」を推奨し、「家族deたびいく」を運営。2013年、旅で学ぶヒントをまとめた「親子の旅育メソッド」を発表する。2014年春には「旅育からの中学受験」に親子で挑戦。ブログにてレポート。息子は国立大附属中学に在籍。

[日経DUAL 2015年9月9日付記事を再構成]

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