行動経済学で判明 貯蓄できない原因はその「習慣」

日経ウーマン

節約しているのになかなか貯蓄ができない。その原因はもしかしたら日ごろの習慣にあるかもしれません。「行動経済学」の知識を基に、日々の自分の「損する行動パターン」をチェックしてみましょう。
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損を嫌う行動がもっと損を生んでしまう

会計時に「あと1着買えば、2着目は半額になります」と言われ、慌てて2着目を購入する──。こんな経験がある人は少なくないのでは。

この2着目は、本当に欲しかったものではないので、すぐに着なくなるなど無駄になってしまう可能性が高い。普段から節約に励み、お買い得情報をチェックしているのになかなかお金がたまらない。そんな人にはこうした「知らず知らずの損」を生み出すダメ習慣が潜んでいる可能性がある。

では「損する習慣」を避け、賢くお金を使うためにはどうすればいいのか。「人間の買い物行動や意思決定について研究した行動経済学の知識を持っておくのがおすすめです。『損を避けようとした結果、もっと大きな損を生み出してしまう』という人間の行動習慣の仕組みを知れば、浪費を減らすことができるはずです」と、消費者心理を研究する経済コラムニストの大江英樹さんは言う。

以下のAからCで紹介するのは、行動経済学を基にした、買い物や投資をする際によくある行動習慣のチェックリスト。自分の陥りがちな行動パターンを見極め、その対処法を把握して「損する習慣」から脱出しよう。


□ 買い物はポイントやマイレージがたまる店を選ぶ
ここがNG→ ポイントがたまるからと、つい財布のひもが緩みがちになる。ポイントを使わずにため込むのも非合理的な行為。「ポイントに金利はつきません。ため込むと使い損ねるリスクを高めるだけ」(大江さん)

□ カードは返済額が分かりやすい「リボ払い」にしている
ここがNG→ 月々の支払いが定額なので返済を管理しやすく感じるリボ払い。その分気軽にカードを使いがちに。「金利が高めな上、支払期間が長くなるほど金利分の支払総額が増えるので避けましょう」(大江さん)

□ お買い得商品は買いだめしておく
ここがNG→ 買ったときが底値とは限らず、もっと安くなる可能性も。「安いからといって買いだめした結果、使い切れずに無駄になってしまうこともあります。常に必要な分だけ買うことを意識して」(大江さん)

□ 食べ放題やビュッフェが好き
ここがNG→ 「食べ放題の分、価格は同じ店の1人前のメニューより高め。一方、1人前以上を食べるのはなかなか難しい。結果的に割高な場合も」(大江さん)。お店が損しない価格になっていることを忘れずに。

【目先のお得にとらわれ過ぎているタイプ】

お得情報を熱心にチェックしているのにお金がたまらないタイプ。目の前のお得につられて買い物をし、結果的に損をする傾向が。

【対処法】

買いたいものをあらかじめリスト化し、セールや安売りをしている店舗には安易に足を運ばないようにしよう。本当に必要かどうか、自分に問いかける癖を。

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