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待望の連休 札幌・新千歳でスイーツ三昧はいかが 北海道スイーツ

2015/9/19

 北の都・札幌市や空の玄関口・新千歳空港には、こだわりの新鮮素材を使った道内各地のスイーツを、何種類も一度に楽しめる店がある。待ちに待ったシルバーウイーク、グルメを満喫しに北海道を訪れる人も多いのでは。道産スイーツの「ショールーム」をご案内しよう。
雪が降らない季節は通りに面したテラス席が出ている

 観光名所の大通公園と札幌駅前通が交わるクロスポイントにある「大通BISSE(ビッセ)」ビル1階には、通りに面してテラス席が並ぶ。中は函館や、洞爺湖や登別からほど近い道南西部の伊達市、札幌、小樽など道内各地の有名スイーツショップが6店並ぶ「BISSE SWEETS」。イートインも持ち帰りもできる。

 2016年3月に北海道新幹線が開業する函館から「ペイストリースナッフルス」が出店している。店名には、テーブルに並ぶおいしいものをついパクパク食べてしまう、という意味が込められている。人気の「チーズオムレット」(1個162円)はスフレタイプのチーズケーキ。口に入れた瞬間にふわっととろける。フォークは使わず、手づかみで豪快にほお張るのがおすすめだ。

手土産にも人気の「チーズオムレット」は手づかみでかぶりつきたい
道産のミルキーな生クリームや卵、小麦を使った「ミルクレープストロベリー」はBISSE限定だ

 道南・大沼の山川牧場の低温殺菌牛乳や、札幌市近郊でとれた卵など新鮮な材料を使い、ひとつひとつが職人の手作り。生地作りで泡をつぶさないよう、優しく丁寧に混ぜ合わせているのが軽やかな口溶けの秘訣だ。製造工程でも販売時も一切冷凍せず、作りたてのおいしさにこだわる。ミルキーな風味の生クリームを使ったミルクレープも定番の人気商品。中でもBISSE限定の「ミルクレープストロベリー」(400円)が人気だ。

放牧で育った牛のミルクをたっぷり使った「白いプリンのフォンダンパフェ」

 北海道の湘南ともいわれる伊達市からは、放牧で育てた牛のミルクを自社工場で乳製品にしている「Bocca(ボッカ)」が入る。札幌唯一の直営店だ。「白いプリンのフォンダンパフェ」(500円)が1番人気。ミルクをシャリシャリに凍らせた自家製ミルク氷の上に濃厚なソフトクリームがのり、フランボワーズソースがかかっている。一口食べると2種類の食感のミルクの味を楽しめる。さらに食べ進むと、ソフトクリームの下から新鮮な牛乳で作った白いプリンとチョコレートソースが現れる。食べるほどに味の変化が楽しめる特別なスイーツだ。

 

2015年のさっぽろスイーツの顔は「さっぽろお米なスイーツ」。お米のつぶつぶ感にこだわった

 札幌市営地下鉄大通駅から徒歩5分の好立地には札幌スイーツのアンテナショップ「さっぽろスイーツカフェ」がある。

 入るとひときわ目立つのが丸い真っ赤なケーキ「さっぽろお米なスイーツ」(443円)。札幌市内のスイーツ店を中心に、パティシエが技を競う「さっぽろスイーツ2015コンペティション」でグランプリとなったケーキだ。道産米おぼろづきのつぶつぶの食感を残したムースフロマージュの中に、道産ルバーブとイチゴのコンポートが入っている。

さっぽろスイーツ2015コンペティションでグランプリをとった近藤宏パティシエ

 このスイーツを作ったグランプリパティシエは札幌市内西部に本店を構えるスイーツ店「べんべや」の近藤宏さん。「5度目のチャレンジでやっとグランプリがとれた」そうだ。レシピ作りではケーキに合うお米を探すのに苦労した。「全国的に評価が上がっている道産のお米を使ったケーキがどうしても作りたかった」とこだわった。

 さっぽろスイーツカフェではこのグランプリケーキのほか、月替わりで市内を中心に5~6店舗の味を楽しめる。

 

 市内で甘い物を食べ歩いた後は北海道の空の玄関口、新千歳空港が道産スイーツを一網打尽にするのにうってつけの場所だ。11年にリニューアルオープンしたターミナルビルには、土産物店や飲食店など約180店が入居し、その多くが道内企業だ。空港ビルを運営する北海道空港(北海道千歳市)の成田裕毅販売部長は「空港を介して道内の商材を国内外に発信したい。コンセプトは『北海道ショールーム』です」と自信を見せる。

きのとやの店頭には焼きたてのチーズタルトが並ぶ

 数ある店の中でも行列が絶えないのが、2階にある洋菓子店きのとや(札幌市)だ。1日平均4千個を売るという主力商品の「焼きたてチーズタルト」(1個183円)は、店頭のトレーにむき出しの状態で並ぶ。焼きたての香ばしい匂いをかぎ、焦げ目の照り返しを見れば、忙しい旅行者も多くが店の前で思わず立ち止まってしまう。もともとショーケースに陳列していたが、すぐに売れてしまうためむき出しで並べるようにしたところ「ライブ感が高まりいっそう人気が出た」(本田竜太店長)。同店では濃厚な味と6巻き半の高さが特徴の「極上ソフトクリーム」(1本388円)も売れ筋だ。

ロイズチョコレートワールドのパン店で人気の生チョコクロワッサン
「グテ」は、パンに板チョコを挟んだユニークな形だ

 新千歳スイーツを語るうえでは、チョコレートのロイズコンフェクト(札幌市)は欠かせない。2階に大規模な直営店を構えるほか、3階の国内線と国際線をつなぐ連絡通路にはチョコに関する展示や見学用の製造工場、限定商品の販売店などが並ぶテーマパーク「ロイズチョコレートワールド」がある。その他の土産店でも同社のチョコは定番商品として目立つ位置に置かれるうえ、各搭乗橋には同社の広告があしらってあるなど、空港内の同社の存在感は断トツだ。

 7月にはテーマパークを拡張し、新たに1店出した。今度は同社が札幌市内の3店でのみ扱うパンの専門店で、「生チョコクロワッサン」(1個270円)や板チョコを挟んだ「グテ」(1個303円)など、チョコパンを中心に40種類を販売する。オープンしたばかりだが、空港には他にパン店がないことから、空港職員に厚い支持を得ている。

北菓楼の人気商品、北海道開拓おかき全8種類が並ぶ

 スイーツ店巡りで甘いものに飽きたなら、2階の北菓楼(北海道砂川市)に行ってみるといい。店に入って左側にずらりと並ぶのが、道産魚介類を使った「北海道開拓おかき」(1袋410円)だ。映画「探偵はBARにいる」に登場したことでも有名な菓子を、全8種類試食できる。ちなみに売れ筋は日本海産の増毛甘エビ味とオホーツク海産の枝幸帆立味。また甘い物が食べたくなったら、同店限定のマスカルポーネチーズ入りシュークリーム、「カップシュー『夢風船』」(1個185円)がおすすめだ。

 札幌市内にも、新千歳空港にも、北海道にはスイーツがひしめいている。食欲の秋。少し食べ過ぎでも堪能したい。

店舗住所と連絡先
店名住所連絡先
ペイストリースナッフルス さっぽろ大通店札幌市中央区大通西3の7 大通BISSE1階011-211-8443
Bocca 大通BISSE店同上011-219-5110
さっぽろスイーツカフェ札幌市中央区大通西2 さっぽろ地下街オーロラタウン内011-211-1541
きのとや 新千歳空港店千歳市美々 新千歳空港 国内線ターミナルビル2階0123-29-6161
ロイズチョコレートワールド同 連絡施設3階0120-612-453
北菓楼 新千歳空港店同  国内線ターミナルビル2階0123-46-2226

(札幌支社 石橋茉莉、和田大蔵)

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