マイホーム、東京オリンピック前に買うべきか働き女子のお金レスキュー隊!

日経ウーマン

Q.そろそろマイホーム購入が気になります。東京オリンピックが近づく前に買うべき?

最近、既婚・シングル問わず、マイホーム購入に関する質問が急増しています。2020年の東京オリンピック開催決定以降、首都圏の住宅価格は上昇中。「早く買わないともっと高くなっちゃう」と焦るのも無理はないですね。

イラスト:いいあい

今後の不動産価格がどうなるのかは誰にも分かりませんが、先行きを考えるヒントになる記事を見つけました。「東京都内のマンション価格、年収の10倍超え」(2015年8月4日付日本経済新聞)。この記事によると、14年の新築分譲マンションの平均価格が、都民の平均年収の10.61倍に。過去30年間で10倍を超えたのは、90年代のバブル期と2000年代後半の不動産ミニバブル期だけだそう。

つまり、今の首都圏の住宅価格は、明らかに割高。さらにその要因には、土地の値上がりだけでなく、オリンピックを控え建材や人件費といった建設コストの上昇も含まれています。

人生で一番高い買い物ですから、焦りは禁物。2020年が過ぎれば、値上がりは一段落するかもしれません。そもそも、オリンピックを「買いたい言い訳」にしてはいけませんよ。

不動産バブルに関係ない地方に住む人には、「低金利の今が買いどき」といったセールストークが気になるでしょう。しかし、住宅購入のベストタイミングは「頭金がたまり、家族構成が固まったとき」。価格や金利動向などの外的要因も大切ですが、それよりも「自分の事情」である内的要因が整ったときが本当の買いどきなのです。

シングル女性は30歳前後で「一生シングルかもしれないから、老後のためにマンションを買おう」と考えるタイミングが訪れがちと感じます。でも、ちょっと待って。購入後に出会いがあり、結婚して出産するかもしれませんよ。狭くて家族で住めなくなったら「貸せばいい」と思うのは誤り。多額の住宅ローンを組んで購入すると、家賃収入ではローン返済やその他の住居費(管理費や修繕積立金、固定資産税など)を賄いきれず、収支はマイナスになる可能性が大きいのです。

シングルかも…と思ったら、住宅購入よりも先にお金をためましょう。お金があれば、40歳くらいでシングルだったときにそれを頭金に購入してもいいですし、結婚しても役立ちます。

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