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20代から始めるバラ色老後のデザイン術

長生きの自由時間は膨大 楽しむにはお金がいる 若いうちに考えておきたい「老い」の現実(2)

2015/9/8

 今月は「老い」を考えています。特に若いうちから「老い」の現実を考えてみようというのがテーマです。

 今週は、仕事もしなくていい20年という「ありあまる自由な時間」は、お金の問題として最後はのしかかってくる、という話をしてみたいと思います。

■長生きすると現役時代よりもずっと多い自由な時間がある

 20歳代から30歳代の会社員は、学生であったころと比べて、自由な時間が減ってしまい、嘆いている人が多いと思います。

 まず、一般的な会社であれば月曜日から金曜日までは勤務日です。週5日はほとんど自由時間がありません。会社に9時出社する前に自由時間はほとんどないでしょうし、夕方6~7時に会社を出ても、寝るまでのあいだに使える自由時間は数時間程度です。

 せめて通勤の往復時間に音楽を聴いたり、ゲームをしたり、スマホでコミックを読んだりしても、プラス数時間とれるかどうか、というところでしょう。

 週末もちょっと疲れて寝てしまえば半日消えてしまいますし、一人暮らしなら家事をこなしているうちにまた半日なくなってしまいます。

 仮に22歳から60歳までの自由時間を概算してみましょう。現役時代として働く38年間について、平日は毎日自由時間を3時間、週末と祝日など年間120日は毎日15時間の自由時間があるとすると、現役時代の自由時間は合計9万6330時間ということになります。同じペースで65歳までを現役時代と考えた場合は、10万9005時間の自由時間です。

 実際には家事があったり子育てに回す時間があったりするので、自由時間はもっと減ってしまいますが、いずれにせよ、9万6000~10万9000時間くらいの自由時間をやりくりしながらプライベートをデザインしていくわけです。

■老後の自由時間は実に12万時間以上

 一方で、セカンドライフの自由時間を概算してみるとどうでしょうか。定年退職後は、「毎日が日曜日」ですから、年間365日、自由時間は毎日15時間と考えて試算してみます。現役時代の週末の自由時間が一年間毎日あるという前提です。

 セカンドライフの長さは65歳からの平均余命をみれば男性19年、女性24年が標準的な長さですから、間をとって22年で試算してみます。そうすると、セカンドライフの自由時間は12万450時間ということになりました。

 試算の前提にもよりますが、セカンドライフの自由時間の大きいことが分かります。現役時代の43年(22歳から65歳まで)より、65歳からの22年のほうが年数では半分であっても、自由時間は多いというわけです。

 セカンドライフを長生きするほど、自由時間もどんどん増えていきます。1年ごと約5500時間も自由時間が増えていきますので、もしかすると15万時間以上の自由時間があるセカンドライフになるかもしれません。

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