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収益狙いか安定か 長期投資したい人の投信選び

2015/8/15

 日経平均株価が高値圏で推移し、株式投資に注目が高まっている。ただ個別銘柄に投資するのは銘柄選びの手間や価格変動のリスクを考えると、個人投資家にとっては難しい面もある。そんな時に助けになるのがプロが銘柄を選ぶ投資信託だ。では長期投資をにらんだとき、どんな点に着目して投信を選んだらいいのか。利回りに加えて、価格変動などの観点も重要になりそうだ。

 まずはどんな投信が利回りが高いのか。長期投資なら少なくとも5年~10年を考えたい。ここではもう少し長く、ITバブルとその崩壊などを経た15年間で考えてみよう。「表B」は1999年末までに運用が始まり市場平均である「TOPIX(配当込み)」の利回りを上回り、純資産残高が100億円以上あるファンドだ。

 リターンが最高だったのがJPモルガン・アセット・マネジメントの「JPMザ・ジャパン」で野村アセットマネジメントが運用する「日本低位株ファンド」が続いた。

■2つの指標に注目

 表には無いが、外国株式なら指標「MSCIコクサイ(除く日本、配当込み、円換算)」を超えたのはブラックロック・ジャパンの「ブラックロック・ゴールド・メタル・オープンBコース(為替ヘッジなし)」のみ。損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「損保ジャパン―TCW外国株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)」は指標を下回るが、一定の成果を出している。

 では長期的に市場平均を上回る利回りを出したファンドからどれを選んだらいいのか。ファイナンシャルプランナーの紀平正幸氏は「『シャープレシオ』『標準偏差』に注目するとよい」と話す。

 「標準偏差」は基準価額の変動幅だ。値が大きいと一定期間の運用成績がよくてもタイミングによっては基準価額が購入時を下回る可能性がある。「シャープレシオ」はリターンを標準偏差で除して計算するもので運用リスクに対し、どれだけリターンが得られたかを示す。いずれも投信評価会社のホームページで検索できる。

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