手軽さかタフな充電能力か モバイルバッテリー選び
日経PC21誌の読者アンケートでは、すでにモバイルバッテリーを持っている人が過半数を超えた。また、モバイルバッテリーを持っている人のうち、8割以上の人が持ち歩いている(2015年7月号読者アンケート。調査実施時期は2015年5月22日~同年6月15日、回答数607)。
幅広い機器に使え災害時も安心
モバイルバッテリーは、USB端子から充電・給電する機器であれば基本的に何にでも使える。スマホやタブレットはもちろんのこと、ガラケーやワイヤレスヘッドホン、モバイルルーター、ゲーム機などの充電にも使える。USBから充電できるデジカメやビデオカメラであれば、予備バッテリーの代わりにモバイルバッテリーを持ち歩いてもよい。
また災害時などに停電した場合でも、モバイルバッテリーがあれば安心だ。USB接続のLEDライトを接続して緊急時の明かりとして使うこともできる。
目的に応じた大きさで選ぶ
製品選びの要点を確認しておこう。重要な情報はパッケージに記載されている。付加機能の種類や有無も確認しておこう(図1)。最も重視したいのが、バッテリー容量だ。バッテリー容量が大きいと、出先でスマホやタブレットを何回もフル充電できる。その分、サイズや重さも増える。一般的に小容量なら小さくて軽い。
一時的にしのげればよいだけなら、持ち運びを重視してあえて小容量の製品を選ぶ(図2)。価格が安く、モバイルバッテリーへの充電時間が短いという利点もある(図3)。
USB端子の数にも注目したい。充電対象の機器が1台だけなら、端子は1個で十分だ。しかし、スマホとタブレットなど、複数の機器を同時に充電したいなら、2個以上備えた製品が便利(図4)。
モバイルバッテリーには、付加機能がある製品もある。その中で特に便利なのが、充電器を搭載するモバイルバッテリーだ。モバイルバッテリーを充電するには、そのままコンセントに挿すだけでよい。また、モバイルバッテリーを充電しつつ、スマホやタブレットを同時に充電できる(図5)。
以上の点を考慮しつつ、自分が使う状況に適したモバイルバッテリーを選びたい(図6~図9)。
(ライター 田代祥吾)
(日経PC21 2015年9月号の記事を再構成)
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