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グルメにSL… 秩父・長瀞でのんびり珍道中

2015/7/4

ITpro

仕事を離れてゆっくり休みたい、最近のはやりを体験したい……目的は何であれ、ちょっと出かけてみたくなるときがありませんか? 日経電子版では「ぶらりトレンド探検隊」を新たに結成し、世の中で話題になっていたり、人気を集めたりしているスポットに出向き最新の情勢などを探ります。休日のひととき、ユルッとした動画とともにお楽しみください。

まずはせんえつながら自己紹介から。電子版ライフ編集長の苅谷直政(来年50歳)と申します。探検隊の結成を命じられたのは、腰が軽くて低く、物心ついたときから鉄道ファンであるためです。

ご指名に預かるのはありがたき幸せなのですが、「ユルい雰囲気の動画の中にも、経済情勢を盛り込んでまとめよ」との無茶ぶりを受けました。せっかく電車に乗って出かけられるというのに、仕事じゃ楽しめないのですが……。

目的地に選んだのは埼玉県秩父市、長瀞町。中でも長瀞町はアウトドア、パワースポット、蒸気機関車(SL)などを目当てに年間約230万人の観光客が訪れ、2011年に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載されたのをきっかけに外国人観光客もジワリと増えているとの情報をキャッチしました。

もう一つ理由があります。約30年前に上京したばかりで友達がいないころ、初めて「乗り鉄」したのが秩父でした。西武線を乗り継いで西武秩父駅へ、秩父鉄道と東武東上線で池袋に戻りました。長瀞などの観光地に寄らなかったので沿線の景色など記憶が残っていません。その後も旅行を検討したものの、宿が取れなかったりで実現せず。自分にとって近くて遠い観光地が秩父・長瀞です。

西武鉄道の特急電車「レッドアロークラシック」。1995年に引退した初代の塗装に変更。筆者撮影

ロケ当日は車で移動する撮影クルーと離れて、もちろん電車で向かいます。乗ったのは西武の特急「レッドアロー」。車体を初代のカラーに塗り替えたタイプとあり、いきなりテンションが上がります。

集合場所は秩父鉄道長瀞駅です。西武秩父駅の一つ手前横瀬駅で同じホームに止まっている長瀞行き直通電車に乗り換えれば、西武秩父駅と秩父鉄道御花畑駅の徒歩による乗り換えも無用です(この手が使えるのは直通電車が走る週末に限られます)。

長瀞駅に着いて深呼吸したら空気がおいしい。ストレスから解放され、血圧も下がった気になります。

いけない、ここから大切な任務です。昔の一人旅と違い、今回は写真部記者の湯沢華織さんが「相棒」です。旅は道連れと言うけれど、白髪交じりの筆者と一緒では「隣のお爺さん、孫を連れ」……。早くも珍道中の予感たっぷりです。

天気はあいにくの曇り空。「局地的な豪雨に警戒」との天気予報のため、駅前の行楽客はやや少なめでしたが、商店街に入ると大勢の観光客がお土産を物色していました。

鉄道会社の制帽をまねた帽子を被ってロケを敢行しているせいか、観光客の視線が集まります。撮影スタッフは「最近、テレビのロケがよく来るけど、タレントさん?」と聞かれたそうです。鉄道ネタで人気の漫才師、ダーリンハニー吉川さんではありません。お騒がせしました。

鉄道会社風の制帽を試着して自撮りする筆者。もちろん会社ではかぶりません

この帽子、面白い仕掛けがないものかと思案していたところ、偶然インターネットで見つけました。家族に頭の周りのサイズ(60センチ)を図ってもらい注文。帽子をかぶって鏡を見たら、360度どこから見ても「鉄」の雰囲気がプンプン。つかみはOKかと。

商店街の方々との掛け合いは映像でお楽しみください。丹一漬物処のキュウリ、ナス、ミョウガの一本漬けは塩加減がいい塩梅。筆者のすっとぼけた質問(喝!)に電光石火の切り返しで応じた村山勝さん、「あっぱれ!」です。

みなさん、一様に表情が穏やか。大勢の観光客が訪れる長瀞町には、心が安らぐ何かがあると実感しました。

(次回は秩父鉄道のSLなど鉄ネタを取り上げます)

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