利回り最大年2.5% トヨタ新型種類株は買いか夏のボーナス運用法(1)

利回り重視なら「買い」

果たして、この新型種類株は買いか。生活設計塾クルーの目黒政明さんは、「債券として見るなら、非常に魅力的」という。当初5年間の平均利回りは1.5%。「今、トヨタと同じ格付けで、1.5%の金利が付く円建て商品はほとんどない」(目黒さん)。年1.5%の5年債と考えて、十分投資に見合うという評価だ。

一方、株式として値上がり益を第一に考える場合は、「あまり魅力がない」(目黒さん)との評価。というのも、「トヨタ株の上昇に期待するなら、最初からトヨタの普通株を買うのがいい。AA型は発行価格が2割高いのだから、その分、利益が減る。何より5年間換金できないのは、値上がり狙いの投資として非常に厳しい」(目黒さん)。

結局、「年1.5%の利回りを確保した上で、5年後にトヨタの株価が大幅に上がっていればボーナスが付く」商品と考え、魅力を感じるなら投資するのがいいだろう。

ただAA型種類株式は、特定口座やNISA口座には入れられず、上場株との損益通算もできないなど、不便な点があることも押さえておきたい。

割れるプロの評価

【買い】 生活設計塾クルーの目黒政明さん

利回り狙いなら魅力的。今、5年もので年1.5%が確保できる円建て商品は他に見当たらない。転換狙いの場合は素直にトヨタの普通株を買った方がいい。税制などの面で扱いが難しいのはマイナスポイントだ。

【見送り】 フィナンシャルリサーチの深野康彦さん

転換目的で買うのはNG。消費増税や東京五輪終了を考えると、5年後に日本株高が続いているか疑問。利回り狙いなら悪くはないが、5年以内に年1.5%以上の債券が出る可能性は十分あり、積極的に買いとまでは言えない。

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