マネー研究所

日経マネー 特集セレクト

利回り最大年2.5% トヨタ新型種類株は買いか 夏のボーナス運用法(1)

2015/7/2

日経マネー

夏のボーナス、できることなら安全に殖やしたいが、どんな金融商品を選んだらいいのか――という読者も少なくないだろう。そこで、ボーナスの運用法を4回に分けて紹介する。1回目は2015年7月にトヨタが発行する「AA型種類株式」。初年度は年0.5%だが、段階的に利回りがアップして5年目以降は2.5%になる。

「毎年利回りがアップする」「株価が上がればさらに利益も」──。トヨタ自動車が2015年7月に発行する「AA型種類株式」が話題を呼んでいる。

AA型種類株式とはどんな株式か。これは非上場の株式で、普通株のように市場で売買することはできない。基本的に、買ったら「持ちっぱなし」になる。保有中は毎年、配当金が得られる。初年度は年0.5%相当だが、毎年0.5%ずつアップして5年目以降は年2.5%相当になる。

ユニークなのは6年目以降。(1)トヨタの普通株に転換する(2)発行価格でトヨタに買い取ってもらう(3)継続保有する──の3つから方針を選べるのだ。もし、トヨタの株価が大幅に上がっていれば、(1)の転換を選択。市場で売却すれば、値上がり益が得られる。株価が下がっている場合は(3)の継続保有を選んで「年利2.5%の債券」として持ち続ければいい。(2)を選べば、元本が全額戻ってくるので、元本割れのリスクはほぼない。

転換社債に似ているが、大きな違いは議決権が付与されている点。AA型種類株式を保有していれば、株主総会にも参加できる。

1回目の発行は、上限5000万株。野村証券が販売する。発行価格は、トヨタの普通株の株価より約2割高くなる。申し込みは単元(100株)単位なので、100万円程度の資金が必要だ。2回目以降の発行は未定だが、基本的な仕組みは変わらないという。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL