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「顔の劣化」の原因は生活習慣? お疲れ顔はこう撃退

2015/6/10

日経ウーマン

 肌荒れやシミ、たるみといった肌トラブルは、忙しい女性ならではの生活習慣が原因かもしれません。働く女性が加齢とともに感じる肌老化の対策を、専門家に聞きました。

■紫外線対策と洗顔を怠ると肌の劣化が加速する

 忙しくてつい日焼け止めを塗らずに外出したり、メイクを落とさずに寝てしまったり…。「そうした働く女性にありがちな習慣が、肌トラブルを招いています」と指摘するのは、美容皮膚科医の小柳衣吏子さんです。

 「特に注意したいのが、シミやたるみ、シワの原因となる紫外線。ファンデーションや下地だけでなく、専用の日焼け止めや日傘でしっかり紫外線対策をしましょう」

 肌の劣化を防ぐには、スキンケアだけでなく生活習慣の見直しも必要。肌を老化させる糖質や油脂の過剰摂取は控えて栄養バランスの取れた食事を心がけ、血流が滞る座りっ放しの姿勢も避けたい。夜はきちんと洗顔し、酸化した化粧品や汚れ、余分な皮脂を取り除きましょう。「肌のターンオーバーを促して美肌をつくるには、汚れをのせたまま寝ないのが一番。どんなに忙しくても、メイクは落としてから休んで」

■20代、30代、40代それぞれの「顔の劣化」の悩み

 20代は肌荒れ、30代はクマ、40代はたるみやほうれい線と、年代に応じて肌の悩みは異なります。それぞれの年代に適した対策法を知っておくことも重要です。

 「皮脂分泌が盛んな20代と、乾燥しがちな40代とでは、洗顔料の選び方や顔の洗い方も異なります。年齢や肌状態に合ったケアを取り入れましょう」。年代別の悩みと対策を紹介します。自分の「お疲れ状態」に応じた改善法をチェックしましょう。

■日々のケアと食事、生活習慣で「見た目」を変える


20代読者の48%が悩む
肌荒れ

 20代の肌荒れやニキビは、生活習慣の乱れが主な原因です。改善のためには生活全般を見直して、カラダを内側からケアする必要があります。

 「油脂や糖質の多いお菓子やコンビニ食などを減らして、抗酸化作用の高い緑黄色野菜を意識的に取りましょう。睡眠不足も肌荒れにつながるので、7~8時間睡眠を心がけるようにします」(小柳さん)。

 肌の新陳代謝が正常に行われるよう、寝る前にメイクを落とすのも忘れないようにしましょう。

皮脂が多くて角栓が詰まる
ポツポツ毛穴

 皮脂分泌が活発な20代は、余分な皮脂や角質が毛穴の中で固まり角栓となりやすい。

 「角栓を取る毛穴パックは、肌のキメを整える角質も取り去ってしまうので使いすぎはNGです。洗浄力の強い洗顔料や熱いお湯で顔を洗うのも、必要な油分を奪って乾燥を招き、余計に毛穴が目立ちます。弱酸性の洗顔料で優しく洗いましょう」。

 それでも改善しない人は、美容皮膚科のケミカルピーリングを試してみては。


30代半ばで急速に増える
シミ

 30代後半から急激に気になってくるシミ。増やさないためにも、紫外線対策を徹底したいものです。

 「日焼け止めは、紫外線防止効果の高いSPF50、PA++++以上のものを選びます。さらに、UVカット機能の付いた日傘や帽子、サングラスで紫外線をカットしましょう」(小柳さん)。

 できてしまったシミは、ビタミンCなど美白成分の入った化粧品でケアしましょう。

 それでも気になる場合は、皮膚科でのレーザー治療を選ぶのも手です。

「お疲れだね」と言われてしまう
クマ

 睡眠不足や疲れが目の下のクマとなって目立ちやすくなる30代。血液やリンパの流れが滞るとクマのもとになるので、意識的にカラダを動かして血行を改善しましょう。

 「デスクワークの多い人は、座ったまま首や肩を伸ばしたり、席を立って歩き回ったりしてみて。体を動かすことで、顔色も明るくなります」(小柳さん)。

 夜は湯船につかってカラダを温め、規則正しい生活を送ることでクマを改善できます。


40代読者の65%が悩む
白髪

 白髪の発生メカニズムは正確には解明されていませんが、頭皮のケアを行うことで軽減も期待できます。

 「皮脂や汚れがついたまま寝ると頭皮に負担がかかるので、シャンプーは朝ではなく夜に。スカルプエッセンスで頭皮マッサージをするのもいいでしょう」。

 体内の老化を招く糖質の取りすぎは控え、糖質の吸収を防ぐ水溶性食物繊維の多い海藻や、髪を作る良質なたんぱく質を取るようにします。

一気に老け顔に見える
たるみ・ほうれい線

 皮膚や脂肪が萎縮し、筋肉が老化してくる40代は、たるみやほうれい線が目立ち始めて一気に老け顔に。

 「まずは紫外線対策や乾燥対策、肌老化の原因となる糖質を取りすぎない食習慣を意識して。顔の洗いすぎも肌の乾燥を招き、たるみの原因に。朝は洗顔料を使わず水だけで洗うのも乾燥の防止におすすめです」。ほうれい線対策には、意識的に口角を上げ、頬を支える筋肉を鍛えるのも有効です。

この人に聞きました

小柳衣吏子(こやなぎ・えりこ)さん
 アオハルクリニック院長。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。98年に順天堂大学医学部卒業後、同大学病院勤務などを経て、11年から東京・六本木のアオハルクリニック院長を務める。日経ウーマンオンラインでコラム「幸せ美肌習慣」を連載中。

(ライター 工藤花衣)

[日経WOMAN2015年5月号記事を再構成]

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