東京・代官山の線路跡地から、西海岸スタイルを発信

日経トレンディネット

「ログロード代官山」は東横線代官山駅から渋谷方向に徒歩4分。コテージのような低層の建物が5棟並び、敷地の端から端までを散策路が貫く

2015年4月17日、東京・代官山の旧線路跡地に商業施設「ログロード代官山」がオープンした。東横線の地下化によって生まれた全長220メートル・面積3200平方メートルの敷地にコテージのような低層の商業店舗が5棟並び、敷地の端から端までを散策路が貫くユニークな形状となっている。「線路で分断されていた街をつなぐのが大きなテーマ。路地が多い代官山の街に合うように、建物は路面店をイメージした」(東急電鉄)という。

第1弾としてオープンするのが、米国西海岸発のライフスタイル複合セレクトショップ「フレッド・シーガル」と、キリンビールの新業態「スプリングバレーブルワリー東京」。“コーヒー界のアップル”といわれる「ブルーボトルコーヒー」がインショップとして出店することでも話題の「タルティーンベーカリー&カフェ」も、ここに出店する。

米国西海岸発「フレッド・シーガル」が日本初上陸

まず今回が日本初上陸、米国外初進出となる「フレッド・シーガル」は1961年にフレッド・シーガル氏が米国ロサンゼルスで創業。ライフスタイル提案型セレクトショップの先駆けとして、米国西海岸を代表する存在だ。

そのフレッド・シーガルは2~4号棟に、レディスアパレルやコスメ、雑貨を扱う「フレッド・シーガル・ウーマン」、大人の男性に向けた高感度なアパレルや雑貨を展開する「フレッド・シーガル・マン」、食まわりのアイテムを扱う「ザ・マート・アット・フレッド・シーガル」の3店舗を出店。ライフスタイショップらしく、衣食住をトータルで提案する。

アパレルや雑貨はラグジュアリーブランドのアパレルやバッグの横にデニムやスニーカーが並んでいたりなど、価格やテイストの異なるものがミックスされているのが面白い。

4号棟は男性向けのアパレルや雑貨を展開する「フレッド・シーガル・マン」
フレッド・シーガル・マンでは、創業当初からの看板商品のデニムを中心に、ラグジュアリーからカジュアルまで幅広く扱う

3号棟「フレッド・シーガル・ウーマン」
フレッド・シーガル・ウーマンでは女性向けのアパレルやコスメ、雑貨を展開

大人のドーナツやクラフトビールなど、個性的な飲食店舗も

個性的な飲食店舗も、この施設の見どころだ。

まずフレッド・シーガルでは食品関連のアイテムを扱う「ザ・マート・アット・フレッド・シーガル」で、米オレゴン州ポートランドの人気店「カムデンズ ブルー☆(スター)ドーナツ」のドーナツを販売。さらにテラス席の隣にキッチンカーを設置し、軽食や飲み放題のワインなどを提供する。

コーヒーやチョコレートなどの食品、キッチングッズなどを扱う「ザ・マート・アット・フレッド・シーガル」
ポートランドの人気ドーナツ店「カムデンズ ブルー☆(スター)ドーナツ」は「ザ・マート・アット・フレッド・シーガル」内に出店
“大人のドーナツ”といわれる同店の商品はバーボンやリキュールで味付けした個性的なものも

テラス席にはキッチンカーが隣接

キリンビールのブルワリー(醸造所)併設店舗「スプリングバレーブルワリー東京」では、ブルワリーがガラス張りになっており、ビールの製造工程を目の前で見ながら同社のクラフトビールや食事が楽しめる。

また、サンフランシスコで行列が絶えない人気店「タルティーンベーカリー&カフェ」もフレッド・シーガルと同様、日本初上陸。本国で主力商品となっているカントリーブレッドとクロワッサンを中心に、日本の気候や風土に合わせた商品を展開する。

「スプリングバレーブルワリー東京」では6種類のビールを提供

(日経トレンディネット 山下奉仁)

[日経トレンディネット 2015年4月17日付の記事を基に再構成]