三越でキャンプ、西武に庭園 「デパ屋」でアウトドア

都心で一番近いアウトドア体験は百貨店の屋上で――。

4月の週末、三越日本橋本店(東京・中央)の屋上でキャンプ体験会が開かれた。1泊2日で同店に店舗があるアウトドア用品店モンベルのスタッフらがバーナーの使い方やテントの張り方などを指導、夜には天体望遠鏡を使った星空観測会も行われた。募集後すぐに40人の定員に達する人気で次回の開催も検討中だ。「都会のど真ん中のテント泊は貴重な体験」と笑顔の参加者は「次は山デビューしたい」と話していた。

4月29日、西武池袋本店(東京・豊島)屋上にオープンしたのは「食と緑の空中庭園」。印象派の画家クロード・モネの大作「睡蓮(すいれん)」をテーマに造園されたという5800平方メートルの園内には、奥行き約25メートル、幅約7メートルの池がある。スイレンやハナショウブなど約80種類の草花と約25種類の樹木を季節に応じて楽しめる。

「屋上の小さな遊園地ではテーマパークに対抗できなかった」(馬場達也副店長)。充実した飲食施設と庭園に改装し「デパ屋」に自然志向の消費者を呼び込む狙いだ。

連日、大道芸や朝市などのイベントも予定されており、ゴールデンウイークにも家族で気軽なアウトドアを楽しめそうだ。

(写真部 小園雅之)

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