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葬儀の希望はエンディングノートで 遺言状との違い

2015/5/18

日経マネー

 “終活”ブームの中、エンディングノートを書く人が増えている。しかし、「遺言状との違いがよく分からない」という人も多い。エンディングノートと遺言状のそれぞれの使い方や、高齢の親に角を立てずにエンディングノートを書いてもらう方法を解説しよう。
エンディングノートを活用する人が増えている(写真:スタジオキャスパー)

 大型書店に特設コーナーが設けられるほど、一般に広く知られるようになったエンディングノート。だが、内容を知れば知るほど「遺言書とどこが違うのだろう」と感じる人もいるだろう。確かに、いずれもいざという時に備え、自分の意思を身内に伝える書面だ。

 しかし、両者には歴然とした違いがある(下表)。民法に規定された遺言書は法的拘束力が強い。エンディングノートには法的効力がない半面、形式や書き方にとらわれることなく、死に臨んでの自分の希望や思い、人生の振り返りなどを自由に綴ることができる。

 生活経済研究所長野事務局長でCFP(Certified Financial Planner)の塚原哲さんは、「相続に関してしっかり決めておきたいことはやはり遺言書が有効で、エンディングノートは正式な遺言書の“下書き”的な意味合いが強い。一方でエンディングノートだからこそ可能なこともあり、双方の特性を理解して上手に使い分けていくことが大事」と話す。

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