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新社会人の資産運用、時間味方にコツコツ増やす

2015/4/12

新社会人として働き始めたら検討したいのが資産運用だ。若いうちに始めるほど有利に資産を形成する機会が広がる。物価が上昇すれば預貯金だけでは資産が実質的に目減りする可能性もある。投資にリスクは付きものだが、少額でもコツコツと投資し自分の人生設計に役立てよう。

「毎月の手取りから貯金するのがやっと。投資に回す余裕はありません」。東京都の会社員、真田翔二さん(仮名、23)はこう話す。社会人2年目。最近になって飲み代を節約し、月3万円の貯金ができるようになった。「運用をするなら勉強も必要」という思いもあり、投資に踏み切れないという。

■月500円の購入例も

もっとも真田さんが考えるほど投資のハードルは高くない。ファイナンシャルプランナー(FP)の竹川美奈子氏は「インターネット証券会社などなら、月500円や1000円から投資信託を積み立て購入できる例がある。投資はお金持ちのものという考えは改めよう」と指摘する。

大手銀行の普通預金金利は現在、年0.02%。金利が一定なら、100万円を今後10年間預けても利子は2000円にしかならない。一方、日銀が目標とする物価上昇率年2%が実現すると現金の価値は実質的に目減りする。「投資は資産防衛でもある。少額でも早く始めて、慣れることが必要だ」と竹川氏は話す。

投資でどのくらいお金を増やせるかは元手の大きさ、運用の利回り、期間という3つの要因が左右する。早く始めれば投資期間を長くできるので、元手の少なさを補うことができる。新社会人は資金が限られることが多いが、これからの長い人生が投資をするうえで味方になる。

投資した元本が1年後にどれくらい増えているかを示すのが年利回り。FPの尾藤峰男氏は「最低でも2%を目標にしよう」と助言する。株式や投資信託(投信)などへの投資が選択肢になる。元本保証ではないので損失が出る可能性はあるが、長期でみれば預貯金に比べ高い利回りが期待できる。例えば年金資金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、長期的に日本株に期待する利回りを年6%としている。

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