2015/4/10

デジモノNAVI

多くのリユース業者が家電や家具を取り扱うが、すべての品目を買い取るわけではなく、買取金額も千差万別。そこで、商品ごとに売り先を変えるのが得策だ。

ほとんどの業者が買い取るのが、デジカメ、DVD/ブルーレイレコーダー、パソコン、スマートフォン(スマホ)などのデジタル家電。店舗型やネット専業の総合リユース業者の他に、最近はビックカメラやヨドバシカメラなどの大手家電量販店もこの分野の買取サービスに力を入れている。

最近、家電量販店の店内に買取カウンターが設置されるケースが増えている。ただし、買取対象はパソコン、デジカメなどに限定され、白物家電や家具は総合リユース業者に持ち込むしかない。なお、ネット専業の総合リユース業者は宅配便で品物を回収するのが原則で、大型家電や家具は対象外のことが多い

電子レンジ、炊飯器などの小型白物家電は、家電量販店は買い取らないため、店舗型かネット専業か、どちらかの総合リユース業者を選ぶことになる。

冷蔵庫、洗濯機などの大型白物家電や家具は、売り先がさらに狭まる。宅配便で送れないサイズのため、ネット専業の総合リユース業者の多くは買い取りをしていない。そのため、出張買取サービスを手がける店舗型の総合リユース店が狙い目になる。

では、一例としてデジタル家電の買い取り事情を見てみよう。

なるべく早めに売るのが得

デジタル家電は半年から1年でモデルチェンジするため、価格の下落が激しい。「最も高く買い取れるのは、まだ次期モデルが出ていない、発売後1年未満の商品」(じゃんぱら)。そこまで早く手放すのは難しいだろうが、不要になったらなるべく早めに売るのが第一のポイントだ。

こまめに買い替えるのも手だ。また、古いものであっても、付属品がすべてそろっていることが重要。充電池やケーブル類が1つ欠けただけでも、査定額は大幅に減額される。きちんと保管しておきたい。

デジタル家電は“鮮度”が重要なだけに、リユース業者の販売力によっても買取価格に大きな差が出る。未使用の最新モデルと状態が悪い経年品をそれぞれ査定に出したところ、リユース業者ごとの特徴が見えてきた。

最新モデルの査定額が最も高かったのは、ネット専業の総合リユース業者。主な販路はネットオークションやアマゾンマーケットプレイスで、状態が良ければ、新品と大差ない価格で販売が可能なためだ。

ただ、状態が悪い経年品については、「発売から5年以内」など買取条件を付けている業者が多く、査定額もさほど高くはなかった。ネット販売では購入者が状態を直接確かめられないため高値を付けにくく、積極的に買い取っていないのが実情だ。

逆に、経年品でも高めの査定額を付けたのが、家電量販店の買取サービスだ。最新モデルの査定額はネット専業とほぼ同額。査定が高額な傾向なのに加え、幅広い状態の商品を買い取る点で、有力な売り先といえる。

[左上]買い取ったものの大半をAmazonマーケットプレイスで販売。デジタル家電の他、小型の生活家電も扱い、買い取りの目安は製造後5年以内だ。送料無料だが、返送は有料 [左下]「ブランド&総合買取コース」でデジタル家電を取り扱う。買取対象は発売から5年以内のデジカメ、BD/DVDレコーダー・プレーヤー、携帯音楽プレーヤーに限られるが、査定額は高めの印象。送料、返送料ともに無料。動作不良品は買取対象外となる [右]大型店では専用の買取カウンターで、それ以外ではパソコンのサポートなどを行うPCドックで買い取りを受け付け。自社では中古品販売はせず、外部業者が代行している。宅配買取の場合は、商品の配送料、売った代金の振込手数料ともにユーザー側の負担となる
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壊れたものも買い取る家電量販