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素材の甘みに子どもが大喜び、炊飯器で極上さつま芋

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日経DUAL
子ども達が大好きなおやつ。成長盛りで何でも吸収してしまう子ども達に、スナック菓子やジュースではなく、体にいいものを食べさせたいと考えるママ・パパは多いでしょう。忙しいママ・パパのために料理の達人から伝授してもらうのは、週末にささっと作れて、しかも子ども達が大喜びする「簡単ヘルシーおやつ」。料理教室が常に予約待ち状態という人気料理研究家の浅倉ユキさんに、自身の3人のお子さんにも好評という、とっておきのおやつを教えてもらいました。

ちょっと蒸すだけで甘みが倍増する蒸しりんご

―― 浅倉さんは中学生、小学生と育ち盛りのお子さんが3人いますが、普段はどんなおやつを用意していますか?

浅倉ユキさん(以下、浅倉) スナック菓子や市販のスイーツを食べることもありますが、なるべく手作りするようにしています。とは言っても、手の込んだものは作りません。

例えば、蒸し台を入れて水を張った鍋に、くし形切りにしたりんごを並べ火にかけるだけの「蒸しりんご」。男の子なら、うどんや唐揚げ、お好み焼きなどです。蒸しりんごはとろ~んと軟らかくなって、甘みが倍増し、子ども達に大人気なんですよ。

―― りんごは普通にむいて食べてもおいしいですが、蒸すと子どもが喜ぶ甘いおやつに変身するのですね。

浅倉 オーブンで焼くとなると時間がかかって大変というイメージがありますが、蒸すのは3~4分火にかけるだけ。至って簡単なんです。 かかる手間でいうと、さらに簡単で、今やわが家の定番となったおやつを今日は紹介しますね。

皆さんのために、準備しておきました。ちょうど出来上がったころかな。まずは召し上がってみてください。

わが家でさつま芋といえば、炊飯器

―― あれ? 炊飯器の中にさつま芋が入っていますね。さつま芋をごはんのように炊いたんでしょうか?

浅倉 そうなんです。さつま芋を洗って皮付きのまま入れ、半分隠れる高さまで水を足してスイッチオン。そのまま1時間半から2時間ほど炊き上がるのを待つだけの簡単スイーツです。シンプルだけど、これがまたおいしいんですよ。

―― 本当だ。まるで石焼き芋のようなねっとりとした濃厚な甘みが……。炊飯器でこの味が出せるなんて。

浅倉 圧力鍋や電子レンジなど、さつま芋をふかす調理機器は色々ありますが、調理機器によって味が全部違うことをご存じですか? 私、様々な機器を使って実験してみたんです。家庭にあるどの機器を使えばいいのか、どのくらいの時間火を入れたらいいのか。そして、その答えを探し出しました。

それは、炊飯器が一番おいしくできるということ。今では、わが家でさつま芋といえば、炊飯器です。

さつま芋の酵素は、高温で一気に加熱すると糖化を止めてしまいます。だから、糖化が止まらないよう、いかに時間をかけてじっくりと温めるかが重要。電子レンジはいきなり中心から温めるし、鍋は熱の伝わり方が早過ぎます。石に移した熱を、またさつま芋に移す石焼き芋って理にかなっているんですね。

家庭では石焼きの代わりに炊飯器でじっくりと温めるのが一番です。砂糖を一切加えなくても、さつま芋だけでまるでスイートポテトみたいに甘くなります。

―― 炊飯器によって時間は異なると思いますが、1時間半なり2時間なり、スイッチを押した後の時間は放っておいて何もしなくていいんですよね。それなら時間も有効に使えそうです。

まとめて作れば普段の夕食メニューの幅が広がる

浅倉 炊飯器は水が無くなったところで保温に切り替わるので、空だきになる心配も無いですよ。ただ、せっかく時間をかけるので、わが家では仕事が休みの日に2~3本まとめて炊飯器に入れて炊くことが多いです。

まずは休日に家族でそろって、炊きたてのホクホクをいただきます。そして冷めると包丁を入れやすくなるので、残った分はスライスしておきます。ここまでしておけば、平日仕事から帰ってきてからお料理に使うのが簡単。お味噌汁に入れると、ほんのり甘くなるし、角切りにしてごはんに混ぜると芋ごはんになります。芋ごはんはごま塩をかけると翌日のお弁当にも使えます。

まだまだあります。スライスしたものにホワイトソースをかけるとグラタンに、潰して丸めればコロッケに。ポタージュも子ども達に好評です。豆乳と一緒にジューサーに入れて撹拌するだけで、塩で味付けをしなくても、さつま芋の自然の甘みで十分においしいです。

私の留守中は、子ども達が焼きポテトにして食べることもありますよ。スライスした芋の両面を焼いてお好みで塩や砂糖を振りかけると、全く違う味に変化するので何度でも楽しめます。

―― 冷めてしまっても、何変化にもなるので無駄が無いんですね。フルーツやさつま芋は、旬ならではのうまみも取り入れることができて、子どものおやつにぴったりですね。

浅倉 最近、国を挙げて「食育」に力を入れていますが、そういう意味でも、おやつを通して子ども達の食への関心を育むのはとても大切だと思います。例えば、「そろそろ、さつま芋が甘くておいしい季節だね」「身は太いほうがおいしいんだよ」と会話の中にさりげなく素材などの話を忍び込ませます。

わが家では、「炊きたてがおいしいから、3時のおやつを目指して炊飯器に入れようね」と子ども達に言うと、お昼ごはんを食べているころから、炊飯器の存在が気になってソワソワしていますよ。食への関心を養うのは、そういうことから始まるのかなと思います。

手作りおやつを出さなくても悪い母ではない

私は職業柄、年間2万人のママ達にお会いして話をします。その中で驚くのは、「仕事を言い訳にして、手作りのおやつを作ってあげられない自分は悪い母親」という罪悪感や劣等感を持つお母さんが実に多いということ。そんなママ達はその罪滅ぼしのために、スナック菓子など子どもが喜ぶおやつを常備しているんです。

あとは手作りにこだわって、作れるときは子ども達の好きな砂糖や生クリームをたっぷり使ったケーキを作るなど、サービス過剰になってしまうケース。手作りしてまでそんなおやつを毎日食べさせることが、果たして子どもにとって健康的なことなのでしょうか。それなら、何も与えないほうがよほどいいです。

ちょっと振り返ってみてください。あなたが子どものころ、ママは毎日、手の込んだ手作りお菓子を出してくれていましたか? 今のように便利な家電も無い時代でしたから、家事はもっと忙しかったはず。恐らく多忙な日常で、そんな家庭はごく少数派だったはずです。

週末だけでも、おやつの時間を子どもと一緒に楽しめればいいと思っています。罪悪感を持つ必要なんて全くありません。それに、手間暇かけて一生懸命作ったのに食べてもらえず、妖怪ウォッチのおまけが付いたスナックや当たりが出るアイスクリームのほうがいいなんて言われたらショックですよね。それで子どもを叱ったりしたら、それこそ本末転倒です。

今回紹介したのは、手間が全くかからず、素材そのもののおいしさが体に染み入る極上スイーツ。ぜひ、子ども達と一緒に作ってみてください。

(ライター 宇治有美子)

[日経DUAL2015年2月5日付の掲載記事を基に再構成]

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