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元自衛隊、ワーキングママ… 不動産投資家の素顔 「1棟買い」で稼ぐ不動産投資(下)

2015/3/18

 こうした努力の甲斐あって、3カ月で空室はゼロに。一時は吹石さん一家がマンションに住むことで入居者のニーズを汲み、修繕に反映した。日々顔を合わせたり、管理会社を替えたりすると滞納はなくなった。

 当初、空室率を15%、実質利回りを5%と見込んでいたが、満室が続く現在は7%で推移している。

■家計簿が投資の起点に

 吹石夫妻は結婚後、家計簿ソフトで収入・支出を1円単位で把握してきた。その延長でお金のライフプランも練った。浮かび上がったのは将来への不安だ。「仮に子供2人が医学部に進めば、教育費は最大6000万円。年金には頼れないから老後の備えも必要」(みどりさん)。

 株や投資信託にも挑んだが、「会社員は相場に張り付けないし、変動に一喜一憂したくない」と撤退。その頃、早期退職を目指し不動産経営を始めた知人らがその夢を叶えていた。初物件が1億円という大胆さの影には、強い目的意識と、家計簿を起点とした「余裕資金の範囲内」という原則の徹底がある。

(日経マネー 真弓重孝、上木貴博)

[日経マネー別冊「不動産でお金持ち」の記事を基に再構成]

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