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元自衛隊、ワーキングママ… 不動産投資家の素顔 「1棟買い」で稼ぐ不動産投資(下)

2015/3/18

 表面利回りは30%を超える。優良物件に仕立てられたポイントは2つ。1つはリフォームだ。写真のように、部屋の中は外観から想像もつかないおシャレなデザインに変身させた。さらに、契約先のプロパンガス会社を変更して、無償で給湯器を新品に交換してもらい、入居者への魅力度を高めた。

 もう1つは入居しやすい価格設定。「敷金・礼金ゼロ」に加えて、1カ月のフリーレント(家賃無償)を付けた。不動産会社には家賃2カ月分の手数料を渡して、客付けの意欲を高めた。家賃もそれまでは月3.8万円だったが、3.1万円に引き下げた。それでも近隣の家賃相場2.5万円よりは高めだ。

 リフォーム、入居初期費用ゼロ、入居付けの手数料の施策などで満室にできるとの読みが当たった。初期費用は相場より値上げしている分で、毎月回収しているという計算だ。

 賃貸経営では空室は利回りを下げる敵。空室を減らすには客付けを行う不動産会社の協力が欠かせない。佐藤さんの別の物件の空き室を見せてもらった。そこには契約時に渡すプレゼントや大家からのメッセージが置かれていた。「見学者というより不動産会社へのアピールです」と佐藤さんは笑う。

別物件の空室に置かれた大家からのメッセージ

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