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元自衛隊、ワーキングママ… 不動産投資家の素顔 「1棟買い」で稼ぐ不動産投資(下)

2015/3/18

日経マネー

【元自衛隊大家】 地方都市の割安物件で稼ぐ

 埼玉県在住の佐藤一彦さん。「自衛隊大家」を名乗るように、前職は海上自衛官だった。家族との時間を優先したいと早期リタイアを目指す中で、不動産投資を始めた。

 現在、保有する物件はアパート4棟。投資スタイルは1棟購入の高利回り狙いだ。最初の物件は埼玉県の新築アパートだが、2棟目以降はできるだけ高い利回りを得るために、地方都市の割安な中古物件を購入してきた。

 佐藤さんの戦略を端的に示しているのが、2013年4月に手に入れた埼玉県本庄市にある中古の木造アパート。JR本庄駅から徒歩8分で、近くには大きなショッピングセンターやファストフード店もあり、なかなかの立地条件だった。

 2車線道路から生活道路を入ると、左手に鮮やかな青色の外壁の建物が見える。「綺麗な見た目ですね」と口にしようとした瞬間、「ここです」と紹介されたのがその真向かいの建物。外壁は同じ青だがくすんでいる。鉄骨部にはサビと、まさに築26年の姿を示していた。

 1300万円で売り出されていたが、「解体費用も考慮して値下げ交渉した」(佐藤さん)というのも納得。売り主が高齢で手放したがっていたこともあり、約1100万円で手に入れた。驚いたことにワンルーム10室のうち、購入時点では3室しか埋まっていなかったのを7カ月で満室にした。入居者には20代の女性もいるという。

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