リゾートホテル「アマン」 初の都市型、大手町に開業

日経トレンディ

2014年6月開業の「アンダーズ東京」など、外資系ホテルの上陸が続く東京。同年12月には、大手町に「アマン東京」がプレオープンした。

アマンリゾーツは1988年、タイのプーケットに「アマンプリ」を開業して以来、最高級リゾートホテルとして支持を得てきた。アマン東京は世界27番目の施設。リゾート地で展開してきた同グループにとって、初の都市型ホテルだ。今後ニューヨークやロンドンなど世界の大都市への進出も予定。“都市型アマン”は将来的な事業戦略の核になるといい、アマン東京はその試金石となる。

客室はスタンダードタイプでも約71平方メートルと広い。2015年2月末までは泊まれる客室数を絞った限定オープンで、3月中旬以降に全施設の利用が可能になる予定(アマン東京 TEL:0120-992-925、 月~金、日本語対応)

東京という立地でどう個性を打ち出すのか。施設を見ると、都会にありながらリゾート地のような滞在型を目指す様子がうかがえる。まず客室数は、東京の他の高級クラスホテルの半分以下である84。そのぶん、客室は最もスタンダードなクラスでも約71平方メートルという広さを確保する。その土地の文化を取り入れるのがアマン流で、アマン東京では室内にふすまなどを用い、バスルームには洗い場や肩までつかれる深めの浴槽も備える。

【写真左】日本式の浴槽を全室に備える。【写真右】東京スカイツリーやベイエリアを望むプレミアルームのリビングエリア
【写真左】「大手町タワー」の最上階6フロア(33~38階)がホテル部分。【写真右】メインダイニングの「ザ・レストラン by アマン」。宿泊者以外の利用には事前予約が必要

さらに館内には、8室のトリートメントルームを配したスパや温水プール、フィットネスジムなど2500平方メートルのウェルネス施設を用意。これは、客室数に対しては破格の規模だ。

同じ大手町には、星野リゾートが温泉施設を備える「都市型高級旅館」を、2016年をめどに開業。ホテルオークラをはじめ既存ホテルも改築・改装を進める。オリンピック開催に向け、東京のホテル市場は激しさを極めそうだ。

京都にも和を意識した外資系旅館「翠嵐」が開業

2015年春、京都・嵐山に「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」がオープンする。「ラグジュアリーコレクション」はスターウッドの最高級ホテルブランドで日本初上陸。「翠嵐」は全39室。露天風呂付きの客室もある。

(ライター 石田牧子)

[日経トレンディ 2015年2月号の記事を基に再構成]

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