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「電池切れ」の不安解消 携帯バッテリー選びの新常識 バッテリー、長寿の秘訣(下)

2015/2/10

日経パソコン

スマートフォン(スマホ)やタブレット、ノートパソコンといった携帯端末はバッテリーで駆動する。外出先でバッテリーの残量がなくなって困ったり、バッテリー切れにならないかヒヤヒヤした経験をしたりしたことがある読者も多いだろう。そんな事態を回避できるツールが携帯型の「モバイルバッテリー」だ。最近では、身近な存在になりつつあるが、スマホに搭載されるバッテリーは年々大容量化しているし、タブレットも普及してきた。これによって、モバイルバッテリーの製品選びのポイントは変わりつつある。今回はモバイルバッテリー選びに関する疑問に答える。

【Q1】 モバイルバッテリーの容量は100%フルに使えるのか

モバイルバッテリー選びで、まず見極めたいのが「容量」だ。各製品とも「mAh(ミリアンペア時)」で明記している。問題は、スペック上の容量と実際に利用できる容量に差があること。出力時に電圧を変換したり、過充電防止など動作を制御するチップを動かすために電力をロスする。実容量は、スペックの6~7割と考えたい(図1)。

図1 実際に利用できるバッテリー容量は、カタログ値の6~7割程度になる。これは発熱や内蔵チップの動作、充電ケーブルを経由する際などにロスが生じるためだ。実容量を計算して持ち歩くモバイルバッテリーを選びたい

また「スマートフォン○回分充電可能」という表示にも注意しよう。試算に使われるのはバッテリー容量が1500mAh程度のスマホだからだ(図2)。

図2 製品パッケージに書かれている、スマホ何回分を充電できるという表示にも注意したい。充電回数で試算しているのは、バッテリー容量が1500mAh前後のスマホを使った場合だからだ。最新のAndroid(アンドロイド)スマホは、3000mAh前後が主流。iPhoneも最新の6では容量が増えた。こうしたスマホで使うなら、大容量のモバイルバッテリーが必要になる

最近は、3000 mAh前後が主流になっている(図3)。充電回数を目安にしたいなら、自分のスマホのバッテリー容量を調べて、適切な容量の製品を選ぼう(図4)。

[左]図3 左は、Androidの人気機種「Xperia」が搭載するバッテリー容量の推移。2年間でほぼ倍増した。ほかのシリーズも最新モデルは3000mAh台が大勢を占めている(右) [右]図4 バッテリー容量を確認する方法は2通りある。バッテリーパックが取り外せる場合は、パック上の表記を確認。取り外せない場合は、通信事業者やメーカーのWebサイトで調べる

【Q2】 モバイルバッテリーでタブレットを充電できるか

スマホとタブレットでは、充電に必要な出力(アンペア)が違う。スマホは1A程度、タブレットでも使うなら2.1A以上出力できる製品を選びたい(図5)。

特に注意したいのは、1端子ごとの最大出力だ。複数の端子がある製品では、出力値に2端子の合計値を記している製品もある。最大2.1A以上で出力できる端子が、1つ以上あることを確認しよう(図6)。

[左]図5 充電に必要な出力は、スマホなら1A程度。タブレット(iPad やNexus 7 など)は2.1A で充電する [右]図6 USB端子が2つ以上ある製品では、1端子の最大出力値を確認しよう。特に注意したいのは、出力の合計値を表示している場合だ。合計3Aとうたっていても1端子当たり1.5Aまでという製品がある。こうした製品だと、2.1AのiPadなどをフル充電するには時間がかかる

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