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桐谷さんの株主優待入門

NISAと優待のおいしい関係 14年は利益30万円 投資ビギナー必見 株主優待入門

2015/2/9

日経マネー

ほぼすべての生活を株主優待品でまかなう桐谷さん。今回は2014年の投資を振り返りつつ、自らの投資スタイルを紹介します。
桐谷広人(きりたに・ひろと) 65歳。プロ棋士(七段)。1984年の失恋を機に株式投資を始める。現在400以上の優待銘柄を持ち、その優待品で日々の生活をほぼ賄っている。癒される人柄も人気の理由

2015年は年始早々、ジェットコースター相場でしたね。おかげで正月気分が一気に抜けました。

14年を振り返ると、11月からの急激な株価上昇のおかげで、新年を明るい気持ちで迎えた方が多かったのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。

ただ優待界では、大きな出来事があった年でもありました。1つ目はスターバックス コーヒー ジャパンの上場廃止。私は一番安かった11年ほど前に1万2500円で買い、TOB(株式公開買い付け)が発表されてから15万円弱で売りました。これまで1杯600円くらいする飲み物を無料で飲ませてもらい、最終的には利益も出せたので、スタバには何の恨みもありませんが、優待族の中には嘆いていた人も多くいましたね。

2つ目はダイエーの上場廃止です。イオンがダイエーを完全子会社化して、ついに「ダイエー」の看板が消えました。かつてはスーパーの王者だったのに、残念な最後になってしまいましたね。スーパー業界は栄枯盛衰が激しい世界。以前、長崎屋やマイカル、忠実屋の株も持っていましたが、みんな退場となってしまいました。

私は長年投資をしているので、他にも痛い目にはたくさん遭っています。初めて倒産を経験したのは90万円くらいで買った京樽。優待券でよくおすしを食べていたので、ショックでした。金額的につらかったのは、いずれも200万円以上で買った日本航空と北の家族。他にも、サブプライム問題があった08年あたりに優待銘柄の倒産が相次ぎました。優待銘柄だから底固いという過信は禁物です。

一方で14年は、優待新設や拡充といったうれしいニュースも。特にQUOカードの優待を始めた銘柄が目立ちました。企業にしてみれば食品や分厚いギフトカタログなどを送るよりも送料が抑えられますし、優待族にとっては使い勝手がいいので、両者にとってハッピーですね。

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